今回、急に思い立ってのバーデンバーデン行きだったため、あまりきっちりホテルを調べる時間が無かったので、とりあえず”スパつきの町一番”を予約しました。
ブレンナーズホテルというエレガントなホテルで、サービスも素晴らしかったです。施設が豪華かと言われればそうでもあるけど、そうでもない。エレベーターはかなりクラシックだし、動線も複雑。ネット環境も今一つです。慣れるまで、客室からスパに行くのに何度も迷い、く~っと途方に暮れることもしばしば。聞いてみると、増築を繰り返したため、つながりが悪くて使いにくくなった、とのことでした。
食事は、正直期待したほどではなく、トリートメントもカネボウとシスレーがメインという、きわめてフツーな感じ。でも、何となく心地よいから不思議なものです。どこで会ってもホテルスタッフはさわやかで、丁寧に説明してくれます。夕食がどうにも口に合わず、かなり残して席を立ったところ、チャージできない、との申し出がありました。味の好みもあるので、構わないと何度も伝えたのですが結局私が大半残したスープの分はチャージされませんでした。送迎も完璧で、慣れないところに旅行してありがちな不安はゼロでした。
客室にはたっぷりの生花の花瓶。豊富なフルーツ、朝食で使われる美しい食器の数々、そのどれも、当たり前だけどなかなかできない贅沢感を感じさせるものでした。機会があればまた宿泊したいと思います。
さて、そのホテルの周りは、カラカラ浴場やカジノから少し離れた静かなエリア、川沿いを散策できる美しいところです。5分ほどのところに、美術館が2件、現代アートの質の高いものを展示してありました。温泉入って帰ろう~と気軽な気持ちで来た私には、美しい自然や美術館で過ごす時間はまさに”おまけ”とっても満たされた気分で過ごすことができました。