梶川貴子のつれづれスパ日記：ウェルネスアリーナ

北陸新幹線で富山へ

富山で開催される、エンジン０１に参加するため、富山に行ってきました。今回は待望の北陸新幹線での富山入り！行きは、”かがやき”で向かいました。

あっと言う間に到着。駅はどこもピカピカ

そして、トラムも、富山駅から乗れるようになりました！

これはとても便利。雨が降っても雪が降っても大丈夫。街の中心地までこれ1本で行けます。

今回のエンジン０１は、富山大学で行われていたので、トラムに乗って出かけてみました。新幹線開業記念で、ホテル宿泊客は、無料券がもらえるという特典付です。本数も多くてとっても便利。

黒部ダムに行ってみたくて、初めて富山を訪れた日、この駅は工事準備中の寂れた感じの場所でした。うっ地味！しかも何もな～い、お茶するところもな～い。このブツブツから、富山とのご縁が始まったのですから不思議なものです。

そんな駅は大変身し、お茶するところもマルシェもでき、本当～に素敵！！動線もわかりやすいですし、買い物もしやすく、とってもいい駅です。前が前だったたけに、感無量。

さて、開店前には行列が出来てしまうほどの大人気のマルシェ。イートインのお店も、レベル高しです。お菓子も買いきれないほどの品ぞろえ。やっぱり北陸は奥が深いんですねえ。

そして、お父さんたちが泣いて喜びそうなのが、ホタルイカや蒲鉾を始めとするおつまみ系＆日本酒のラインナップ。試飲コーナーもあります。

 

そして、街中も、ショップができたり、観光船が新しくなったりして、活気が出ています。

あ～もうこれからドンドンふらり旅するんだもんね～。

フランス的な広島

広島でスパのミーティング。宮島とモン・サン・ミッシェルの共通点が驚くほど多い！という話で盛り上がった日、打ち合わせが順調に進み、翌日はとくに議題が無いとの展開になりました。

こういう時は・・・お気に入りのひろしま美術館のHPをチェック。朝9時のオープンで、企画展は”ノルマンディ”。これは観にいかねば～ということで、早々に宇品を出発して、市街に向かいます。

ひろしま美術館は、印象派の素敵な絵画がゆっくり鑑賞できることに加え、カフェも素敵です（アンデルセンがやってます）。平日の午前中なんて、空いていて最高！

ノルマンディの優雅な空気に触れた後、もう一つのフランスを見つけました。原爆ドーム横から宮島に向かって出る船。世界遺産航路というそうです。広島側ですと、グランドプリンス広島前の桟橋と、この桟橋の2か所が宮島に直行できます。ここがまさにパリ！というかパリのカフェより綺麗でいい感じ。

広島新発見で嬉しい日でした。

川沿いには、桜の木が多く植えられているので、これからの季節、お花見にも素敵です。

 

北陸の春

いよいよ3月14日に、北陸新幹線が開業します。”新幹線が春を連れてやってくる”というコピーの通り、今年の春は、北陸にとって、特別なものになるでしょう。

書店に行くと、多くの雑誌が北陸特集を組んでいるので、”北陸”という言葉を見ると、つい買ってしまいます。中でも、婦人画報の特集記事は秀逸！

金沢の伝統や和の世界を取り上げる媒体も多いのですが、富山や高岡も含め、北陸という括りで見れば、このエリアの魅力は、伝統に裏付けられたモダンにあること思います。

北陸の奥深さは、手仕事が生きていることです。伝統工芸が古臭いものになるのではなく、時代とともにアップデートし、モダンさと融合している姿は、世界的に見ても例がありません。これが、海外の展示会で高い評価を受け続けている理由です。敢えて演出するのではなく、地道に高い志しで続けてきた人たちがいること、これこそが、外から来る人たちに見せらる、”光”なのだと感じます。

日本の観光は、本当の光を観せるのではなく、大急ぎで借り物を造ることに終始してきました。その失敗例が、全国あちこちに廃墟となって、または負の遺産として残ってしまっています。今回の北陸新幹線、路線の町には、ホテルはいくつか出来たものの、観光目的の施設は新設されていません。このことが、この地域の魅力であり、底力を表しています。

金沢ももちろん魅力ですが、私の贔屓はなんといっても富山。婦人画報では、環水公園、雅楽倶、それに岩瀬地区を取り上げています。私のお気に入り揃い、嬉しいです！

新幹線開業後、富山には8月にガラス美術館がオープンし、2016年には新近代美術館がオープンします。これも、もともと保存していた、溢れるほどの資産をお披露目する場。こういう例を見るにつけ、本当に豊かな街なんだなあ、と実感します。

東京駅で、北陸新幹線開業のポスターを見る度、立ち止まってニコニコしている私（ちょっと邪魔？）。3月末に富山で行われるエンジン０１の予約も完璧。新幹線はグランクラスを予約しましたー！