先週は、スパウェルネスゾーン10周年の発表会→遠藤湖舟さんの展覧会のオープニングレセプションと広島時間を満喫しました。その詳細はこちら
http://www.warena.net/news/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/20170901_1344.html
数々のご縁あっての企画でしたが、これぞホテルスパの醍醐味だと思います。
ホテルスパには、ツーリズムを活性化させるという重要な役割があります。それは、ゲストはそのスパに”その土地らしさ”を求めるからです。トリートメントの手技、インテリア、香り、粧材にいたるまで。広島で東京と同じものを提供したり、”和の全国チェーン”とばかりに大手国産ブランドの化粧品を使うだけでは、ホテルスパとは言えません。化粧品がダメだと言っているわけではありません。同じ内容でチェーン展開する段階で、すでにその場所に対する理解が不足していると思うからです。
地元の宝探しをすることで、様々な発見があります。その発見は、地元の誇りであり、訪れる人に語れるストーリーになります。自然の恵みといっても、人の支えや努力なしでは、ホテルスパにはたどり着きません。その人との出会いが、セラピストに自信と感動を与え、”伝えたい”との熱い気持ちにつながり、ホスピタリティとセラピーの力を本物にしていくのだと思います。
ツーリズムにとって、宿泊してもらえるか、日帰りになるのかは、大きな違いがあります。世界的に著名な広島でも、まだまだ日帰り来訪のゲストが多いのが現実です。ホテルスパがある、そこが賑わうことは、それだけゲストの滞在時間が増えることも意味します。ゆっくりしてもらう場合もあれば、複数の場所を見て回る旅の提案にもつながります。そのきっかけや拠点が、ホテルスパであることもしばしばです。
今回の広島での企画、月をめでる展覧会と、ネロリの島とのレモンコラボは、まさにスパの五感でつながる広島時間を提案しています。足元に宝がある!との思いを多くの方と共有できました。ホテルスパの役割を、さらに確信できた発表会でした。