この数日間寒いです。冬本来の寒さと言えばそうなのですが、ぼや~とした天気に慣れていた体にはちょっとこたえます。
なぜか私にとって冬のイメージは憂鬱だったピアノの練習を漫画の”エースをねらえ!”です。週に1回のピアノのお稽古の日。練習不足の上、寒い道をとぼとぼ歩き、手がかじかんできて、益々動かず、という悪しき記憶。長く続けた割に、本当にピアノは好きになれませんでした。あと、”エースをねらえ!”は、岡ひろみのオーストラリア遠征中、冬の日本で宗方コーチが逝ってしまうんですね。その時、ご両親が伝えた一言が”冬来たりなば春遠からじ”でした。こうして私も辛い冬のピアノのお稽古に耐えたのでした・・。
冬はイヤ、冬キライと思っているのは私だけかと思っていたのですが、これは”当たり前”なんだそうです。冬はもともとこの寒さから生命を守るだけで意味のある季節(凍死も冬眠もありますもんね)。体を守るためにエネルギーの消費を避け、体に蓄積するのだ、とスパのセミナーやマクロの授業で学びました。活動値が落ちているので、気持ちが高揚するはずもなく、とにかく”無事に過ごして春を迎える”時期なので、いいことが無くて普通、とのことです。
そう言われるとがぜん元気が出てくるのが不思議なところ。この話を聞いてから、ずいぶんと気が楽になり、睡眠時間が一層長くなってきた私です。プチ冬眠状態とでもいいましょうか。季節ごとの体調や気分の変化を考えてみると、人間も自然の一部だな~と感じます。