スパを運営していて、つくづく感じることは、”現場は生き物”だということです。
ブランドがあれば成功するか、ホテルの集客が良ければ成功するか、立地が良ければ成功するか?景気が良ければ数字が良くなるか?そのどれもNOです。
今、4軒のスパを運営していますが、外から見ていて想像されている数字と実態とはかなり乖離があると思います。
スタッフのやる気、能力で驚くほどに結果が変わります。そのことを嫌というほど経験しているので、定期的に現場に行く際、できるだけフラットな気持ちで、しかも体調を整えて臨むようにしています。
前回ダメダメだったスタッフが急成長していることもあれば、調子が良すぎて多少驕りの出た店舗が低迷したり、軸がぶれている分ベクトルが定まらずに、空回りしていたり、と様々です。
リーマンショックがあったり、震災があったりしましたが、実はそれほど影響を受けなかったうちのスパ。それよりも、内部的なことのインパクトがはるかに大きいのです。セラピスト一人ひとりがいかにプロ意識を持ち、努力しているか、自分たちで企画を立てているか、そんな取り組みは、必ず結果につながります。とっても興味深いのは、チームワークが良くなってきたな、と感じていると、なぜかふらりと”1年ぶりなの”というゲストが次々と来店されることです。これは本当に謎。どうしてわかるんだろう・・?
現場は生き物。だからこそ、ただ地道に謙虚に、努力を重ねることが必要です。