ギンザコマツの社長である小坂敬さんの出版を祝う集いがあり、行って参りました。
小坂さんとは、30年近いお付き合い。いつお目にかかっても、穏やかでにこやかな笑顔で接してくださいます。そのお人柄ゆえに、今回も多くの出席者となり、広めの会場に変更になったほどです。全員、心からお祝いしたく、小坂さんに会いたいと思って集いました。
お祝いのスピーチの中で、皆様が口々に話されていたのが、”小坂さんに会って、嫌な気持ちになったことが無い”ということです。これは凄いことです。小坂さんは、話題豊富で、政治経済から、文化、芸能のことまで、楽しそうに話に加わってくださいます。話題が弾むと、時折否定的な話しぶりになったり、感情的になる重鎮系おじさまがおられるのですが、小坂さんにはそれが全くない。だからと言って、黙っているとかつまらなそうな顔をされることもない。異論をおっしゃっても、ウィットに富んでいて穏やか。”いやあ~、貴子さん、それはどうななあ”と言われても、素直に聞くことができますし、真剣に相談したときは、厳しい話も含めて、真摯にアドバイスをくださいます。
どんな経験を積めば、こんな人になるのだろうか?
との答えが、今回の本の中にありました。
長いお付き合いの割に、知らなかった小坂さんの経歴。フェアモントホテル(千鳥ヶ淵)と小坂ストアーのオーナーである、ということしか知らなかったのですが、10年余り米国で過ごされたこと、フィリップスの日本支社長をなさっていたこと、小坂ストアーを継ぐことになった経緯など、”小坂敬ができるまで”を知りました。
この本を読んでいて感じたのは、学ぶこと・仕事をすることは、素敵な人になるためのステップなのだということです。小坂さんを知る方々、特に男性陣が、”小坂さんになりたい”と口を揃える憧れ感。
”小坂さんになりたい” 者のひとりとして、幸せな集いでした。
ちなみに、お土産として(内祝)としていただいたものがこちら。鳩居堂の便せんと封筒、絵葉書。これの銀座バージョン。鳩居堂のものは、書きやすくて大好き。使いたい、でももったいなくて使えない(でも使います!)。