昨日も行ってきました。化粧品の勉強会。今回のテーマは”安全性評価”。この講座、講師の先生が素晴らしく、単なるガイドラインやマニュアルを超えたお話を聞くことができることも学びの一つ。経験豊かな先生方は、引退された後、アドバイスを頼まれて”コンサルタント”の肩書になっちゃった、と話されるのですが、その溢れる知識と知見は、本当に素晴らしいです。しかもとっても偉ぶったところが無くて、柔らかい。
そんな柔らかい先生の講座に向かう私の頭は、結構堅くて(笑)、今のオーガニックの流れをどう見るか、とか絶対に無農薬がいいのか、など、質問を用意して出席しました。
が、まずは開口一番、”フグの毒も蛇の毒も天然なんですよね”一方で、石油由来の合成品も、進化を遂げて有用性が高くなったものもある、とのお話。
”世の中に絶対安全なものは無い”
”使い方、頻度、期間によっても安全性は変わる”
という説明は、まさに目から鱗でした。
私は、製薬会社のプロジェクトを多く経験したので、リスク・ベネフィット分析を良く目にしてきたのですが、同じ構図の説明を受け、わかりやすい図に感動。
医薬品では、効き目と副作用は表裏一体だと受け止められます。でも、スパの現場ではそうはいきません。個人差もある中、ホテルスパでは高度な安全性が求められます。一方で、リピーターゲストは”効果・結果”を期待されることも多いのが現実です。
使う化粧品と手技をどう活用して、安全性、使い心地と、それにゲストに納得される満足を提供するのか?最新の研究をしているブランドさんとの取り組みで勉強になることもありますが、こうやって経験豊かな経験者の話を聞けると、考えが整理されてすっきりします。
社内研修でちゃんと伝えられるように復習せねば!