スパアカデミーの開講準備を進めています。この春で3期目になりました。
もともと、人材育成をメインに設立したこの会社ですが、ここ数年で運営事業やコンサルティグの案件が増えており、その過程の中で色々考えることも多くありました。
アカデミーを開講したとき、最も悩んでしまったのが、生徒さんのレベルがバラバラだということでした。もともと経験者のブラッシュアップとその後のキャリア紹介を考えていたのですが、思いのほか未経験者の方のお問い合わせが多く、かつ、ボディはやったことあるけどフェイシャルは無い(その逆もあり)。アロマの手技は知っているけど、理論の基礎が無い、など様々でした。
どこに軸を定めれば良いかの悩みの中、軽井沢プリンスホテルのSpa the Forestのオープンのためのトレーニグ準備が始まりました。このトレーニングは述べで250時間をかけ、開業前数ヶ月で集中的に行ったものですが、理論、実技、マナー研修と通常の学校以上の充実した内容だったと思います。参加者(現在その多くは社員となって活躍していますが)は、地域も経験もバラバラでしたが、ゴールに向かって、大変熱心に練習を重ね、開業前には、かなりレベルが揃うところまで到達しました。開業から半年以上を経た今では、ほぼ全員が全てのトリートメントメニューをこなせるようになっています。まさに継続は力なりです。
これを見ていて、徐々に私の考え方も変わってきました。経験者・未経験者といっても、癖があったり手技が合わないなどの状況を考えると、頑張り次第では、十分一人前になれるのではないかと思うようになったのです。そもそも、アジアスパの大手が持っている社内のスパアカデミーの考え方は未経験者をプロにする、というのがベースになっています。
現在準備中のものは、4月開講で、講義や規定の時間は100時間で設定していますが、練習ブースを設けて、未経験の方でも練習を重ねられるように施設を準備するつもりです。
スパの運営や企画をする中、内容は日々進化しています。スパアカデミーでの講義内容は、その都度大きく見直し、改訂を続けています。地道な作業ではありますが、それもまた楽しみです。広く明るくなり、自主錬ブースもできた銀座のアカデミーで多くの生徒さんと出会えることを心待ちにしています。