4月末から風邪をひいて、自宅にいることが多かったこともあり、このところすっかり読書三昧です。
司馬遼太郎ブームは相変わらず続いており、”峠”の後、”燃えよ剣”、”幕末”と続き、意を決して”坂の上の雲”を手にしました。(これは八巻もあったので)で、数日前から”翔ぶが如く”を読み始めました。その間に、”不毛地帯”(これは山崎豊子作)を読み終わり、という調子で、大作を黙々と読み進んでいます。
どれも、実在の人物がおり(司馬遼太郎の場合は実名登場で、山崎豊子はモデル)、明治~昭和にかけての激動の時代を描いているものばかりです。そこから溢れてくるエネルギーに圧倒されると共に、”今の私、これでいいのか!?”と考えさせられてしまうところ大です。
私は本屋もアマゾンも両方愛用しています。本屋で1冊目を購入して、その残りをアマゾンでまとめ買い、というのがよくやるパターンです。アマゾンの台頭で、街中の本屋さん苦境、との話も聞きますが、”揃わないから読むの止めよう”と大作に手が伸びなかった私が、連続して大作に没頭していることを思うと、クリック&モルタルはとても助かっているのですが・・。
”揃わない”こと以外に、私がなかなか大作に手を出さなかった理由・・・それは、読みだすと止まらないからなのです。本に関しては我慢がきかず、買って帰った瞬間、全てを放り投げて読み続けてしまうので、仕事どころではなく、家事どころではなく、私の最大の趣味、睡眠も後回しでただひたすら読み続けます。(風邪の治りがおそい理由の一つはこれかも)
で、おまけに、私はもの凄い”速読”らしく、一度読み出すとたくさんの本を抱えていなければならないので出張続きのときは本当に悩みます。特に、広島出張は、新幹線で片道約4時間と絶好の読書タイムなので、最近は時間が細切れになる飛行機から切り替えました。と、ここまでは良いのですが、往復で読もう、と思った本を、行きの新幹線で読みきってしまい、でも置いていくこともできず、帰りにまた買って、と荷物の重さのほとんどが本になってしまい、う~ん、と思いつつの帰宅となりました。
かといって、途中でやめてしまうと、そこは我慢のきかない性格の私のこと、続きが気になって眠れない!という状態になってしまうので、切り良く読める本の選択には悩んでしまいます。
などと思いながらも、読みたい本がある幸せを感じつつ、今日もまた黙々と読み続けています。