今年の夏は一味もふた味も変わっています。どんよりした空気、不景気、天変地異、そして政治の転換期、そして何より感じるのが、世の中の価値観が急に変わりつつある、ということです。
例えば、これまで”車が売れない”なんていうことはあり得ませんでした。生活の足としての必需品としての面に加えて、高級感とか見栄(特に男性の”モテ”願望とか)の需要もかなりあったからでしょう。でも最近はゴージャス車に乗っていることがややアウト気味だったり、そもそもデートで車と使わない、と答える若い世代が出現したりと、”そもそも要らない”世の中が来ると、誰が想像したでしょうか。
加えて、”エコ”という考え方です。スパ事業にかかわる私が言うのも何ですが、そもそもオーガニックとか自然エネルギーとか環境保全、なんていうのは、かなりマイナーな思想でした。社会の効率がいいから化学製品や農薬が受け入れられたわけで、多少効率を犠牲にしてでも・・などという考え方が市民権を得るようになるなんて、驚き以外の何ものでもありません。
スパとかセラピーに関わっている人には、スピリチュアル、エネルギーということについて興味を持つグループがあります。先日お茶していたところ、”今年は世界的なデトックスの年なのよ!”と熱く語ってくれました。
オバマ政権の誕生~拝金主義や核軍縮の流れが世界的なもので、日本においても、高度経済成長モデルの見直しが行われるのは必然、なのだそうです。う~ん、小沢・鳩山政権で根本的に何かが変わるとも思えないのですが、(不安要素だけ増したりして)そもそもの価値観の変化については、”そうかもな”とちょっと同意できたりします。