ウェルネス・アリーナでスパの運営を開始して2年が経過しました。スパ、エステ、マッサージと様々な業態が出てくる中、何がスパらしさ、何がこの会社らしさなのだろう?と自問しながらの2年間でした。
トリートメントはもちろん大切です。ボディマッサージ、フェイシャルケアとトリートメントでの効果やリラグゼーションを楽しみに来店されるゲストの期待に応え(そしてできれば超えて)ていかなくてはなりません。
ではそれで十分か?と考え続けた答えの一つが、食事のことです。スパの概念の中には、トリートメント、食事、運動、環境、と多くの要素が含まれます。その中でも口から入れるものをおざなりにしては、体調、肌の調子、美容的なシミやシワまで狙った効果を得ることはできません。
スパで使う化粧品については、あらゆるジャンルのものが登場しています。メーカーさんがサンプルを送ってくださることも多いので、私も色々試しますが、正直言って、ある一定レベルを超えると、それほど差が無い、というのが実感です。
あとは、セラピストの技術(マッサージだけではなく、緊張や疲れを緩める信頼感を得られるかどうかなど)、環境、ホームケアなど、どういった体感の機会を提供できるかで大きく変わってきます。
で、食事ですが、これはかなり要素としても大きく改善できる点も大きいと考えています。色んな”健康的な食事”を学び実行して感じる点もありますし、最近医学博士から有効成分についての教示を得る中で、”飲むほうが早くて確実”と言われることが続き、ますますそう思うようになりました。
この一体感にこだわるが故にホテルスパへのこだわりが強い私ですが、この秋から恵比寿のスパコクーンでもフードメニューに挑戦することになりました。美容にいい、健康にいい、となると、とたんに味気ない食事になってしまうこともあるのですが、やはり”おいしそう!”という感情に勝るものはない、と思っています。
ほっとして楽しくて、吸収の良いもの、仕事で疲れたりストレスを感じたりする日でも元気になれるような食事、元気づけてくれるセラピストの笑顔と手、そんなほんわかしたものがちゃんと効果も出せるといいなあ、と思っています。