2006年に会社を設立して早や3年。スパセラピストの育成に始まり、スパ施設の運営、コンサルティングと関わり続けてきました。試行錯誤しつつ、方向を見出しているのは一環して”ホリスティック”ということです。体を全体的に捉えると、休む(トリートメント)+食べる+動かすをトータルで提供したい、と考え続けてきました。
ホテルの経営に携わりつつ、なかなか簡単でないことは認識していましたが、色々なご縁があり、ようやく実現しつつあります。リゾートのスタイルとしては、軽井沢でのデトックスステイプランが軌道に乗り、そしてデイスパとしては、スパコクーン(オアシスラフィール内)が方向を見出しつつあります。
もともと虚弱児だった私にとって、健やかな日常を過ごす(ウェルネス)ために、どうすれば良いのか、まさに死活問題だったのです。薬、サプリ、機械など、様々なものを試しつつ、結局たどり着いたのは”当たり前”のものでした。でも、忙しい現代においては、この”当たり前”が難しかったりするのです。
トリートメントと食べることを組み合わせて提供したい、と思っているうちに、奈弥さんとの出会いがあり、トリートメントに薬膳ベースのスパキュイジーヌを組み合わせることができるようになりました。この考え方は”体の中に季節感がある”という考え方に基づいています。四季豊かな日本で生活する上では、”旬”に素直に従うことが、健やかであることを助けてくれます。
デトックスステイプランで取材に来てくださったライターさんが、このプログラムのことを”体の中にコトコトとリズムが生まれる”と表現してくださいました。その文章を読んで、私がやりたかったのはこういうことだったんだ!と気づかされました。
第一段階でトリートメントの基礎をつくり、第二段階で食との組み合わせ、そして次はいよいよ運動とどう組み合わせていくのかを考えていきたいと思っています。スパでのプログラムや体験は、自宅にも持ち帰ることができるはず。次はワークショップなんかもやりたいなあと思う今日この頃です。