景気後退が続く昨今でも、ホテルオープンが続いています。3月下旬に、注目の神戸オリエンタルホテルに出かけてきました。神戸のオシャレ地区、居留地エリアにオープンしたこのホテル、1Fにバーニーズ、間にいくつかのテナント、そして上のフロアにホテル、という形式の瀟洒なたたずまいです。
スパのプロジェクトをお手伝いしている、プラン・ドゥー・シーさんの運営ですので、”これは期待できる!”と開業を心待ちにしていました。3月上旬のオープン後しばらくたってご連絡したところ、”実は入場制限中で・・”とのお話。一応業界人のはしくれとしては、邪魔にならない平日昼間の訪問が鉄則。”もうちょっと待ったほうがいいですか?””いや、実はずっとこの状態が続いてしまっていて・・”とのこと。
何とか席を確保していただき、伺ったところ、活気に満ちた雰囲気。神戸マダムたちに、スーツ姿の紳士(と若い女性・・)なんだかとっても神戸っぽい。地元の方がほとんどだったようで、ロビーでは”何だかとっても素敵なのよ~、ランチで席をとってあるんだけどあなたも来ない?”とマダムたちのお誘い電話が続いていました。ああ、こうやって口コミってできるんだなあ、と妙に感心。
マダムたちのランチは本当に楽しそう。メニューの説明にも熱心に耳を傾けておられる様子。それにしても、この会社、本当に美男美女揃い。(ルックス採用かなあ・・)福岡でご一緒したスタッフの方にも再開できて充実のランチタイムでした。
食事後、館内をご案内いただきました。客室~バンケットと続くのですが、あらゆるところへの細かな配慮はさすがです。客室にはお茶が複数種類用意してあるのですが、カラフルで秀逸なデザイン。オリジナルで作られたそうです。客室アメニティにこだわる私としては思わずパチリ。
バンケットのセッティングも素敵でした。福岡のルイガンズもそうなのですが、宴会場はいつも・どの部屋も見事なプレゼンテーションです。ここは神戸、ということで、福岡に比べるとシックな色づかいがなされているようでした。もともとブライダルやレストランを得意とするところですので、”結婚式向けですか?”とお尋ねしたところ、”もちろんそれも多いけれど、ロータリーなど、地元のクラブの方々が例会をしたい、といって問い合わせや予約を入れられることが多いんです”、とのことでした。
歴史あるいいロケーションの割に、なぜかいいホテルの無かった神戸。あっという間に、こだわり派の地元ゲストの気持ちをガッチリつかんでいるようでした。いい空気、そして”このホテルができて嬉しい”というゲストの笑顔を見ていると、これぞサービス業の楽しさ!と実感させられます。次回西への仕事・旅の折には途中下車して泊まろうと思っています。