先日、生まれて初めて気功を受けてきました。以前より興味はあったものの、受ける際は慎重にと思っていたので、なかなかいいヒーラーを見つけられずに過ごしていました。
縁あって、”いいかも”と思う方との出会いがあり、紹介いただき数日後にすぐお邪魔しました。私には合っていたようで、2時間のセッションの間も気持ちよく、その日うとうとと眠く、夜はず~っと体がほかほかしていました。しばらく続けてみようと思います。
私は、安易にスピリチュアル、チャクラ、エネルギーといった言葉を使うことが好きではなく、自分が関わるスパでは、効果・科学的・安全・実績といったことを基準に手技や使用する粧材を選んでいます。の一方で、個人的には科学では証明できないもの(のうち本物)を信じる気持ちがあるのも事実です。
私の母方の祖父は、数奇な運命の人だった、と聞かされて育ったことと無縁ではないと思います。一時期宮崎選出の代議士をしていたのですが、その前は実業家だったとのことです。選挙に何度か落選し、財産まるごと無くなった、というよくある話なのですが、これには多くのおまけがついています。
祖母の話によると、”神がかり”的なところのある人で、事業があたったのは神様のお告げ。勢いがあった時期は”手かざし”で人の病気を治せたといいます。その力は、他人の役に立つように神様が与えてくださったものだった、それが選挙に出るという私利私欲が頭をもたげた瞬間に、無くなってしまった、というのです。
祖母は大変信心深い人で、家には大きな神棚がありました。極端な宗教活動をしていたわけではありませんが、人の悪口を言うこともなく、終生おだやかな表情の人でした。その娘たる私の母は、祖父と祖母のそれぞれの要素を引き継いでいたようです。
大変社交的でビジネスセンスが豊かな面もありましたが、私が体調を崩すと、よく手でさすってくれました。薬より民間療法を重視していたところなどは、祖母の考えに影響を受けていたと思います。そんな母からよく聞かされていたのは、精神的な要素の強い物事は、よく相手を選ばないとダメ、という点です。茶道や書道といった和の稽古事、気功や占いといったことは、相手をよく選ばないとかえって危険(邪気を入れられて頭がおかしくなる!)とくり返し聞かされていました。
大の大人になってもまだまだ残る母の教え。慎重に選び続けて、ようやく初体験!の気功でした。