昨日5月11にで東日本大震災から2か月。東京での余震はだいぶ減ったものの、まだまだ大きな地震や噴火の可能性ありとの報道があったり、節電一色で電車の空調が弱めだったり、エスカレーターの多くが止まっていたりと、街の景色は一変したままです。
多くの友人たちから”価値観が変わった””もう前のような生活をする気になれない”などなど”変わった自分”についてのメールが届きます。で、私自身がどう考えるようになったかで言うと、明らかに”一日一日を大切にしよう”と思うようになりました。あの震災が見せたものは、当たり前の日々が実は当たり前ではないのかもしれない、ということでした。親しい人との時間、仕事、楽しみなど。それは続かなくて当たり前、というぐらいの覚悟が必要な時期なのかもしれないな、と真剣に考えています。
その結果、”本当にこれが私のしたいことなのか?”と日々自問自答しています。仕事で作り出すもの、一緒に仕事をする仲間、お付き合いする友人など。日常的につい使ってしまう”仕方ないよね”の言葉を今は意識的に封印しています。努力はいいけど、我慢は考えもの、妥協するぐらいなら、しないほうがいい。人に会って後悔するぐらいなら会わない、本当に会いたい人と過ごす、など。
911の後、米国の友人から”一瞬一瞬を大事にしたい”とのメールをもらって、随分感傷的なんだな、と思ったものですが、まさにそういう気分。”やっとあのときの気持ちが理解できたのかも。。と本当に久しぶりに連絡を取りました。