週末に、グッドデザインエキスポ(Gマークのやつですね)に行ってきました。うっかりしていて日曜日最終日になってしまい、混んでいるのではないかとヒヤヒヤしたのですが、昼間に行ったこともあり、ちょっと並びつつもゆっくり・じっくり見ることができました。
デザインは奥が深い!としみじみ感じます。どんな理屈があっても、具体的に形を示し、物そのものの設計を行うことができるのはデザインだけ。デザインに関わっておられる方を多く存じ上げていますが、好奇心旺盛で、社会的な活動もしていて、友人が多い、というのが私のイメージ。こういうコミュニケーションの中から、より人にやさしく・便利なものが生まれるのだと思います。
ユニバーサルデザイン、エコ、といったあたりは昨年もあった流れですが、311の震災を経て、より鮮明になっているように感じます。エコは再生・コンパクトといった側面も強くなり、今年の傾向としては、日常→非常時への広がり、ということも感じました。
震災で節電意識が高まったことを受け、一気に活性してる雰囲気があるのがLED照明。灯りのバリエーションも増えて、ひところ言われた”冷たい灯り”という印象はあまり感じなくなりました。その一方で、熱を発しない利点が際立っているようです。やはり技術って素晴らしい!
普段も使って、いざ非常時には持っていける、より活用できる、というアイテムもありました。照明はその最たるものですが、これは今後生活全般に広がっていくように思います。(希望的観測も込めて)もともと、空間も物もマルチユースするのが日本人の得意技。生活が欧米式になって、”これは**用”とたくさん持つのが流行ったけれど、今回の震災を機に見直す流れが出てています。
想いを形にするのがデザイン。才能ある人たちの活動成果を見て、何だかちょっと元気が出ました。