ちょっと前のことになりますが、BRIDGE 2011August 震災フェーズ2に参加してきました。BCG同期で、入社以来の付き合いである本荘さんの誘いで、初めての参加です。IT関連の方が多く、いつもとは違うアジェンダとのことでしたが、初めての参加者にもわかりやすく、とてもよくファシリテートされていました。
震災関連のイベントは、チャリティーのものも含め多く開催されていますが、イベントに参加したのは今回が初めてです。震災から数か月がたち、少しずつ日常に戻る中、いつもの生活・いつもの仕事の中で、果たさないといけない役割もあります。でも、そんな中でも何か役に立てないか、寄付以外に何ができるのか、と考えている人は多いと思います。私もそんな中の一人です。
IT、起業、クリエイティブの分野を中心に、フットワークよく活動する人たちが多く参加していました。震災直後から立ち上げた活動の状況報告、今後に向けてサポートが欲しいこと、など具体的アクションが次々と発表されます。これが今の若手で才能のある人たちの動きなんだなあ、と感心すると同時にとても心強く感じました。ささっとマックブックやi-Padをもって登壇し、画像や動画を交えてプレゼンする様は、彼らの仕事の進め方の軽やかさを象徴しているようでした。
これまでは、寄付・物資送付と非常時にある人への生活支援が主な段階でしたが、今後は産業の基盤を作る段階に入ります。そんな中で、起業を起業家が支援する動きが日本でも見られるようになったのは本当に素晴らしいことです。米国でも、あのカトリーナの後、起業活動が活発になり、新たな活力になっている、東北でもまさにこれから危機をチャンスにかえる時期、とのプレゼンがありました。
いい出会いがあり、私自身も役に立てそうなことをいくつか見つけました。いい会でした。若手起業家たちを見ていると、この国の未来を信じる力がわいてきます。