いよいよ12月1日に「タンタンの冒険」の映画が始まります。監督はなんとスピルバーグ。やったー!!こんな日が来るとは・・待てばいいことあるなあ~としみじみ。
タンタンの冒険は戦前からル・モンドで連載されていた漫画ですが、ヨーロッパでは大人から子供まで絶大な人気があります。私はもう20年来のファンで、愛犬にもタンタンと名前をつけたほど。漫画には男の子(この子がタンタン)とパートナーである白い犬(この子はスノーウィ)が登場し、世界中を旅します。(我が愛犬にはもともと犬の名前を付けたかったのですが、発音がはっきりしないので、タンタンにしました。)
以前ブリュッセルに出張があったとき、駅前の広場のあちこちでタンタンのポスターやグッズを発見。チョコレートの名門・ノイハウスではチョコレートの詰合せの缶の絵柄がタンタン(しかも数種類)。もう狂喜乱舞で買いまくり、書類が入る場所がなくなるほどぎっちり。私が袋にせっせと詰めるのを見ていた地元の人が、”君タンタン好きなの?あっちにショップがあるよ。”と教えてくれました。え~何て親切な人!”ありがと~う!”と何度もお礼を言ったところ、”日本人でしょ?遠くから来たんだね。遠い日本にもタンタンが好きな人がいるのは本当にうれしいよ。”といって握手してくれました。こういう経験で”好き”は”大好き”に変わるものです。
タンタンの漫画は世界情勢をとらえつつ、前向きで、友情に満ちた、勇気づけられるものです。決して単純な状況でなかった世界情勢の中、まっすぐな目で物事をとらえ、人種を越えた友情を大切にしてきたタンタンの冒険。今なお益々新鮮に映ります。
さて、ブリュッセルで買ってきたポスターを、今の家に引っ越したときに、額装しました。センスのいい額装屋さんで、3枚の絵のメインカラーを使って、3つの額の色を選んでくれました。今も毎日眺めています。