週に1回は、東京~大阪を行き来する中、新幹線の中では、ほとんど本を読んでいます。色々やってみましたが、やっぱり私には、紙の本が合っているようです。落ち着きます。
昨日の1冊は、”新聞記者 司馬遼太郎”。ずっと大阪で執筆活動を続けていた方ですが、作家になる前のことはあまり知らなかったので、思わず手にとってしまいました。どうしてあれだけ、深く掘り下げて人物や事件を描くことができたのか、その背景を理解できる本です。
新聞記者としては花形である社会部畑を歩めず、文化畑を歩むことになったことが、実は不本意だったこと、サラリーマンとしては、ある意味不遇であったこと、その中で自分の道を見つけていったこと、と”作家司馬遼太郎”が登場するまでの経緯が書かれています。静かに背中を押してくれるような一冊です。