先日、髪のセットをするため、新しい美容院にチャレンジしてみました。カラリングやパーマと違い、セットは色々試すいい機会なので、開拓にも前向きです。
まずは、予約。ご近所なので店頭に行ってみました。大手チェーンなので受付がしっかりしていることを期待したのですが、巨大な店舗にも関わらず誰もおらず。しばらく待って、ようやく対応してもらえたので、セットの目的を伝えたところ、まず出されたのが料金表。メニューの料金表じゃなくて、担当者ランク別の追加料金表でした。
”初めてなので、良くわかりません。”と答えると、上から2番目のランクのスタッフを薦められました。まあいいか、と思って店を後にしようとすると、”ポイントカードお作りになりますか?” いやまだサービスを受けてもいないのに、と思いつつ、次回でいいです、と言って店を後にしました。
この時点でかなり不安・・。
当日まで、キャンセルしようかどうかかなり悩んだものの、怖いもの見たさで1回ぐらいは。とチャンレジすることにしました。だって、本当に有名な大手チェーンなんですもの。料金も、追加料金を加えると、いつものお店の倍近い。
で、当日。普段空いている時間帯なので、早めに来れば早めにスタートできると言われていたので、早めに入ったものの、無理だったようで、ぼんやり待ちました。待っていると、また”ポイントカードお作りになりますか?”正直かなり疑問度が高まっていたので、”後でいいです”とやんわり断り、また待つ。
スタートしたのは、予約時間を過ぎてから。あちゃ~、これは間に合うかなあ・・。と更に不安は増幅する中、まさかのセット中放置・・。カラリングやパーマじゃないんですから、これはあり得ない!しかも、カラーを巻いているときではなく、バリバリにセットモードに入っている途中です。あ~巻いた髪が伸びていく・・。この時すでに仕上がり予定時間を10分超過。
なんと、この美容院に、待ち時間も入れて2時間いました。無口になり、私はかなりの不機嫌モード。あ~もう遅刻だなあ、タクシーつかまるかなあ、と段取りを考えると眉間にシワがよってきます。
かなりの不機嫌モードにてお会計。ミス続きでここでまた10分待たされる。そして、いよいよ会計が終わったところで、再び、”ポイントカードいかがですか?” 時間があれば、クレーム&説教しちゃうところなのですが、何せ無茶苦茶焦っていたので、”時間ないので!”と店を後にしたのですが、ドアを開けた瞬間に、(このドアも私が開けた・・)”後日もってきてください”とポイントカードの申し込み用紙を渡されました。え~もう邪魔だなあ、こんなところ2度と来ないのに!
この店にとって、ポイントカードって何なんだろう?
ちなみに、私は基本的にポイントカード大好きです。スパ、美容院、パン屋、靴の修理、ドラッグストア、きちんとホルダーに入れて、しっかり管理。”今日でいっぱいだ!”と思うと、ウキウキしてお店に向かいます。お店の方も”いっぱいになりましたね。いつも有難うございます!”と声をかけてくれますし、ポイント満了数が多くて、一定ポイント毎に特典をもらえるお店は、スタッフの方が声をかけてくれます。ポイントカードって、大切なコミュニケーションツールだと思うのです。
当然のことながら、リピートする店しか、ポイントは貯まらないので、ポイントカードが貯まるということは、そのお店に”満足している証”だと思うんですよね。なので、評価をする前から押し付けるとか、いかにも満足していないことを察知できないお店のポイントカードって無意味だという気が。
お財布の邪魔になるかなあ、と思いつつも、うちのお店も昨年からポイントカードを導入しました。大阪の開業がきっかけです。試験的にやってみたのですが、思った以上に好評なようなので、今、改良案を検討中。
このこともあり、ポイントカードの意味について、しみじみ考えてしまいました。
ポイントカードって、それだけで販促ツールにはならないんですよね。まずは、”また来たいな”と思っていただける信頼のベースがあって、それを後押しするツールの一つ。このことを、改めて感じる出来事でした。