12月17日にカンラスパ by ALL THAT SPAがオープンしました。
開業前に、数日間京都に入り、ホテルスタッフの方の体験や、メディア関係者の方の体験プログラムの立ち合いをしました。スパの開業に向けて、セラピストは練習を重ね、企画運営のスタッフは企画書から備品調達、細々とした調整まで裏方をこなし、ようやく形になっていきます。体験プログラムは、スパのご紹介はもちろんのこと、開業前の仕上がりをチェックする場でもあります。
ラウンジに居て、トリートメント前後のゲストとお話をしていると、ああ、やっぱりスパはいいなあ、と実感します。体験と言えど、忙しい時間の合間を縫って来られる方ばかりなので、疲れていたり、忙しさの中落ち着かない表情だったりする方がほとんど。それが、トリートメントが終わると、肌はつやつや、表情がふわ~っと柔らかく明るくなります。
”ああ、気持ち良かった!””こういう時間を持たなきゃだめね”といった言葉を耳にすると、これがスパの価値なのだ、と実感します。
買い物をしたり、食事をしたり、映画を見たり、楽しみや気分転換は色々あります。でも、スパのトリートメントを受けた後の表情は独特です。この表情を見るために、セラピストは技や知識を磨き、運営側はどうやってゲストに心地よく過ごしていただけるか、オペレーションのフローや細かなしつらえを工夫します。
私自身、スパの価値の原点を再確認できた立ち上げでした。多くの方とのコラボレーションを経て、そして、当社のスパスタッフの力を合わせて、素敵なスパになったと思います。これから、お客様をお迎えし、一人でも多くの方にスパの楽しさを伝えていけたらと思っています。