毎年、仕事はじめの頃には、経済団体の賀詞交歓会の様子が報道されます。例年は、”今年の賃上げは?”との質問が多いのですが、今年は”働き方改革”についての質問とその受け答えのシーンを多く見ました。さすがに、電通社長の引責辞任は、大きかったということでしょう。
さて、今年最初に美容院に行ってみました。担当の美容師さんが18年の勤務の後、独立なさるとの挨拶がありました。ここ数年間お願いしていたので、私もこれからどうするか考えなくてはなりません。ちなみに、今の美容師さんにお願いする前きっかけも、同じお店の方の独立開業でした。お店自体を気に入っているので、この10年ずっと同じお店。美容師さんは3人目です。ご本人は、さらっと口にしただけで、いつも通りだったのですが、その後輩の方々は、色々悩みがあるらしく、カラーの合間などの待ち時間に、色々話をしました。
”なかなか人が育たない””どう教えていいかわからない”という悩みでした。これまで、美容師さんは、独立開業がゴールで、勤務店での日々はそれに向けての修行期間、というのが一般的な考え方でした。だからこそ、高度な技術や接客を誇る店に入り、できるだけスキルアップをすることを目指します。開店前、開店後に自主練するのは普通のことでした。しかしながら、今やこれも限りなくブラックに近いグレーなので、やり方を変えたのだそうです。
ちなみに、ここのお店は、サービスと技術の高さでは定評があります。が、ここ数年は気になることが増えました。ああ、そういう事だったんですね。好きなお店で、担当が変ってもレベルは維持されるという安心感があったのですが・・う~ん、悩ましい。