大学のホームカミングを機に、サークルの仲間と集まりました。
きちんと連絡を取って集まるのは久しぶり、海外から戻ってきた、石垣島から来た、岡山から、新潟から、名古屋から、と場所も様々ですが、何と30年ぶりに会う人も。会ってみると、笑っちゃうぐらいに、変わってない!顔、体型、それに服の好みも。ランチしながら、30年間何をしていたかそれぞれに話しました。
仕事している、していない、結婚している、していた、していない、子供がいる、いない、と、それぞれが置かれた環境は様々なのですが、ふ~ん、そっかー、と淡々とそれぞれに聞く様も、変わってない!
私が所属していたのは、自分たちで振り付けして躍るダンスのサークルだったのですが、大学生の頃は結構珍しい存在でした。女子大生ブームで、ちょっと気の利いた人は、オールシーズンサークルなるテニスやスキーのサークルに入り、他大学の男子たちと遊ぶ、というのが主流だった時代。そんな中、練習に明けくれ、バイトしてもレッスン代に消え、ほんとーに大学におこもりしていた日々でした。時代を考えると、こんなサークルに所属した時点で、マイペースというか、かなり変わってます。全員。でも、その分、世の流れに振り回されることなく、本当に強い絆で充実した日々でした。
ランチした国立から、大学に移動する道々話したのは、”4年の付き合いで、縁はもう30年”ということでした。もっと続くと思います。寮やアパートに泊まったり、入り浸っておしゃべりしたり、合宿したり、旅行したり、と家族より密な付き合いだった4年間。今の大学生と違って、のんびりした学生時代だったからできたこともたくさん。目標とか効率とか考えたこともなく、好きなことをトコトン。そういう時間も本当に楽しかった。部室のクリープが無くなったこととか(誰かが食べてた)、カフェのカボチャプリンを飽きずに毎日食べてたこととか、キャンパスに行くと、何でこんなこと覚えているんだろう、と思うような何でもないことが、次々に蘇りました。
30年ぶりに訪れた大学は、変わらず静かで緑あふれる場所でした。
DeNAの南場さんは、大学の一期先輩にあたります。就職相談に伺った際、”仕事で辛いと思ったときは、津田のキャンパスを思い出す””時々、あの美しいキャンパスを訪ねてみたくなる”と口にされ、”ええ~っ!!”と驚いた覚えがあります。私は、サークル活動以外、あまり大学の記憶が無く(笑)、一刻も早くこのド田舎から都会に出ねば、と思っていたため、当時ほぼ愛着ゼロ。やっぱり優等生は違う・・と南場さんとわが身の違いを痛感したものでした。ちなみに、ダンスのレッスンチケットに仕送りを使い込んでしまい、生活苦から見つけたバイトがマッキンゼーのインターン、そのポスターを貼ったのが南場さんでした。その割の良いバイトをきっかけにBCGに就職しました。人生わからないものです。母校愛溢れる南場さんが、はるばる小平までやってきて、ポスターを貼ってくれなければ、私の一つ目の就職は無かったのですから。
苦手意識のあった津田のキャンパスも、30年ぶりに見ると、本当に美しく、なんだかじんと来ました。爽やかな秋の一日、元気出ました。
今一つ渋った私を誘ってくれた友達、そしてボランティアで会の運営をしてくださった幹事の皆様、有難うございました。