ワールドカップロシア大会、日本が決勝トーナメント進出を決めました!直前までのドタバタで、ここまで直前に盛り上がらなかった大会も、そして、一転して大盛り上がりになる大会も無かったと思います。前代未聞の連続。
賛否両論のあるポーランド戦ですが、日本らしからぬ、したたかな大勝負で、日本チームの進化を実感しました。決勝トーナメントが楽しみです。メディアも、にわかサポーターも、簡単に評価を変えることを思うと、選手は、評価を気にせずに、思う試合をしてほしいな、と思います。失うものが無い状態の方が、日本は強い。
サッカーファンとはほど遠い私ですが、実はフランス大会を観戦したことがあります。たまたま、コカ・コーラブランド担当だった時期に、日本チームがフランス大会初出場を決めたためです。この頃、長野オリンピックの準備とブランドプレゼンスガイドラインの変更対応の真っ最中で、すでに大忙し。正直言ってこれ以上仕事を増やしたくない、というのが本音で、”ワールドカップ、それ何?”という感じでした。そんな私が責任者になっちゃったプロモーション、周囲に助けられ(頼りきり)何とか乗り切りました。その時に作ってもらったピンバッジ、まだ持ってます。
このフランス戦の際、日本では、パブリックビューイングなるものが始動しました。直接の観戦じゃないのに、集まって何が面白いの?入場料取って大丈夫?ドームが埋まるの?とか私からはネガティブ質問の連続だったのですが、取りあえずやってみることに。日本各地のドームは大盛況だったと帰国してから聞きました。今では他の試合でも、当たり前の風景になりつつありますが、それでも、ここまで人を惹きつけるコンテンツは、やっぱりワールドカップだけなのです。強烈です。
初戦だったアルゼンチン戦をトゥールーズで観戦しましたが、アルゼンチンのサポーターに、”子供たち、よく来たね~”(はっきり言って、相手にされていない)という感じで迎えられたのを良く覚えています。そう思うと、コロンビアに勝つなんて、信じられません!!フランス大会を機に、何人かには、海外チームに移籍するというチャンスが巡ってきました。世界中に散らばって、日本サッカーのレベルアップを夢見た選手や協会の努力が、今に繋がっていると思います。迷走続きだった、今回の展開ですが、選手のレベルは、あのフランス大会の頃に比べて、各段に高くなり、層も厚くなっているなあ、と感じます。そんな選手層の厚みを考えると、意思の力を最大化するという今回の方向が結果に繋がっているように思いました。決勝トーナメントに残れるなんて、大会前には誰も予想していなかったことなので、思い切って戦ってほしい。
今回(も)、知人が数名現地で応援しています。どれだけ叩かれても、非難されていても、変わらず応援するサポーター。本当に凄いと思います。仕事大丈夫?ご家庭大丈夫?と心配になっちゃう人もいますけど(笑)ハリル解任からの状況で、迷いもなくコロンビア戦から応援に行ったサポーターを、心から尊敬します。疲労が溜まる時期です。サポーターの皆さんにエールを送りたい。