婦人画報9月号でも紹介していただいたた、オーガニックジャパニーズネロリ。そのオイルのリテール品が完成しました!
特筆すべきは、その裏面。
成分は、ホホバ種油、アマナツ花油の2つだけ。そして、全成分オーガニック100%と記載されています。原材料がオーガニックであることを証明する、エコサートコスモスの認証付きです。シンプル極まりない商品ですが、原材料も製法も最上級です。製品に記載はしていませんが、ホホバオイルはフェアトレードのものです。
オイルで最上級とはどういう事なのか、一滴肌に乗せればわかります。広げていくと、ぐんぐん中に入っていき、ベタつきが残りません。ALL THAT SPAのフェイシャルラインで既に販売しているフェイシャルオイルはオリーブオイル&オリーブスクワランベースなので、こちらも軽さにはかなりの自信をもって作りました。その商品と比較しても、別格の浸透度です。
オーガニック製品を展開するブランドは、クリームを作りません。当社で長年使用しているオーガニックエッセンシャルオイルのブランド、Biossentielがそうです。どうにも使いづらいので、何とかクリームを作ってくれ、と要望しましたが、ネリー博士が了解してくれず、結局フェイシャルラインの扱いを諦めたこともあります。それだけ”乳化”が難しいことを、この経験から学びました。
一般的なフェイシャルケアでは、クリームは必須アイテムです。当社のスパでも、保湿やマッサージの工程に入っています。ローション、オイル、クリームをバランス良く使い、しっとりふっくら仕上げていきます。が、このオイルであれば、クリームを使わなくても十分しっとり仕上がります。
ALL THAT SPAのボディライン、アペザントの原材料として紹介されたことが、このネロリとの出会いでした。クリーム、スクラブ、ソルト、ミストの全品に、芳香蒸留水を配合しました。その後、エッセンシャルオイルも作りたい、と依頼したところ、あまりに水に溶け込んでいるので、もったいない、との話になり、そこで初めて、ジャパニーズネロリの分子に細かさを知ることになります。そこから、インフューズドオイルにする、という展開になったのですが、その工程において、この分子の細かさが、あたかも乳化しているような作用となり、浸透の良さ、なめらかさに繋がるという結果となって現れました。自然の原材料というと、優雅なイメージですが、その理由を探るには、化学(分子式とか分子サイズ)なんですよね。
このオイルの誕生を受けて、私のお手入れは益々シンプルになりました。クレンジング→ローションでトーニング、その後、オイルをつけて完了です。
ALL THAT SPAのシリーズには、贅沢に自然の香りが配合されています。クレンジグオイルには、レモン・セージ・サボンソウ、ローションには、ダマスクローズ、ビターオレンジ、白檀、柚子、ラベンダー、ティーツリーといった感じに。しっとりさっぱりさせつつ、香りの効果も絶大です。
新製品のオイル、シンプルに香りの要素は、ジャパニーズネロリだけ。地中海のネロリの豊潤な香りからは想像がつかないほど、フレッシュな香りです。まずは手のひらに広げて(うんと伸びます)深呼吸しつつ、そのままお顔にやさしくつけていってください。その後、首にのばし、手の甲にものばしていきます。
一日の終わりの贅沢なお手入れ、香りを楽しみことは、脳のリラックスにも繋がります。お肌とココロのお手入れをして、上質な睡眠をお楽しみください!