フォレスト・イン昭和館がFIGAROのオフィシャルサイトで紹介されました。http://column.madamefigaro.jp/travel/bon-voyage/post-884.html
トラベルジャーナリストのせきねきょうこさんが滞在し、書いてくださったものです。必ずご自身で滞在し、納得した物しか書かない、というプロ意識溢れる彼女。ホテルの周囲も、そして昭島の街も回り・歩き、このホテルの魅力を語ってくれました。
お庭に案内すると、”ヨーロッパみたいね”と一声。そうなのです。ここのお庭はヨーロッパ郊外のよく手入れされたシャトーのお庭そのもの。多様な木々が配され、多くの鳥が飛んできます。武蔵野の森が広がっていた場所とはいえ、この森を維持し、”歩ける”ようにするには、大変な努力が隠されています。ウッドチップが敷き詰めらた散策路を歩くと、ふわふわという感覚がし、さくさくという音がします。季節に応じて少しずつ音が変わるのです。
昨日、このホテルを訪れて、スパの窓から見下ろすと、紅葉のグラデーションが見事でした。広葉樹も多いので、この時期様々な色に変わる時期なのでしょう。
このホテルに来る度、きちんと手入れされ、季節に応じた花々が植栽されている庭にいつも感心させられます。訪れるゲストとしては、”きれいだなあ”と思いますし、ホテル運営に携わった経験のある者としては、庭を維持することに、どれほどの労力がかかるか、理解できるからです。しかも目に見える範囲だけではなく、そこから広がる遊歩道を、いつでも歩ける状態にすることは、そう簡単なことではありません。
ホテルの中にも、あらゆる所にこだわりがみられます。特に、親会社が昭和飛行機であることもあり、バーDAKOTAのこだわりは、一見の価値ありです。音響設備、照明器具に至るまで、徹底したこだわりがあり、いつ訪れても楽しい気持ちになります。このところ開業するホテルは豪華で便利さはあるものの、どれも同じに見え、そしてその多くは、すでに海外で展開されたデザインやブランドであることが多く、なかなか”新発見”にたどり着くことができません。そんな中”見たことない”面白さやアイディアが満載のこのホテルには何とも言えない味があります。
平日でもレストランはランチを楽しむ地元マダムでいっぱいですし、スパにはロイヤルスイートでじっくりケアしたい、というリピーターの方々が定期的に来られます。まさに”エルミタージュ”と呼ぶにふさわしい、東京郊外の隠れた名ホテルです。
私の大好きなこのお庭、ホテル全体を楽しんでもらいたいと思って、スパ滞在のプランを準備中です。お庭をふわふわ・さくさく、歩く楽しみを、ぜひ多くの方に体験してほしいと思うのです。