昨日の”出没!アド街ック天国”で宮崎が取り上げられました。宮崎生まれ、シーガイア再生でここ数年、宮崎に戻っていた私にとって、こうやって全国ネットに取り上げられるなんて、この上ない喜び!東国原知事効果は本当にすごいものです。
独自の食文化、という切り口で取り上げられていましたが、本当に宮崎の食は豊かなのです。温暖な気候と川・平地、肥沃な土地と恵まれた条件を活かして、食料自給率は100%を超えており、何があっても食うには困らない、という感じのところです。
県民性は本当に本当にのんびり。立身出世を絵に描いたような隣の鹿児島とは大違いです。”よだきい”(面倒くさい)”てげてげ”(適当でいい)といった言葉がぴったりで、せかせかした人、頑張る人はかなり少数派です。こういった県民性を”だからダメなんだ~”と言う方も県内におられましたが、リゾート地としては、こういうゆっくりした(良く言えば)雰囲気も合っているのではないかと思います。
宮崎ライフはある意味とても豊かです。私の周囲でも、お勤めしつつ自宅で農業(普通に有機)、週末は魚つり、時々親戚から牛や豚をもらうんだ~という人は何人も居ました。週末のバーベキューもそう珍しいことではありません。東京あたりで、軽井沢や那須に別荘を持ち、週末は農業、というスタイルを持っているオシャレ系の人がいますが、こういった暮らしを何の力みもなくできてしまう、ウェルネス・タウン、それが宮崎なのです。
さて、そんな宮崎に仕事で戻ることになったのも、”スパを作っていいよ”と言われたからなのです。色んな開発の選択肢の中から、現在の1)ゴルフ場のアップグレード2)温泉の開発3)スパの導入を選んだのですが、道中は色々不思議な案もありました。極端なアイディアとして、益々箱物建設、というものもありました。そういったことを乗り越え、地元食材の導入や地域の観光拠点として”つなぐ””体験型”といったプログラムを導入しました。地味だとか時間がかかるとか、色んな指摘を受けましたが、私は今でもこれは正しい決断だったと信じています。
宮崎は、そのままで十分人を迎えられるコンテンツを持った場所です。新しいシーガイアには、そんな”宮崎らしさ”がふんだんに盛り込まれ、いい意味での"抜け感”が表現できているのではないかと思っています。
この番組を見た方たちが、少しでも宮崎に興味をもち、訪れてくださると嬉しいな、と思っています。シーガイアに泊まって、日向灘を眺め、タイガーウッズが大好きだった(彼はかなりのお肉好きです)宮崎牛丼を食べ、そして街にくり出してみてください。