今日のスパアカデミーのプログラムは、村岡奈弥先生の”薬膳”です。休養・運動・栄養がウェルネスの3大要素だと考えている私にとって、栄養はトリートメントとおなじぐらい大切なものです。これまでに、マクロビオティック、スパ・キュイジーヌ、和食など色んな料理教室に通う中、実践しつつずっと続いているものが、彼女のお料理です。
奈弥さんは、中医学の専門家であるとともに、ミシェルブラスで修行してきた、という料理そのものの専門家です。理論と実践の両方が揃っている料理研究家を見つけるのは至難の業ですが、本当に偶然の出会いで彼女の料理に触れ、学び続けて早5年、そしてアカデミーでもコースを開講していただけるようになって1年になります。
それぞれの季節に体が求める食材を使い、季節が体にもたらす負担(暑いとか寒いとか乾くとか・・)を軽減する、という考え方は理にかなっていると共に、料理の基本をしっかり習得している彼女の引き出しの多さで、みるみる素敵な一皿に変わっていきます。
さて、そんな本日のお料理は・・"冬の薬膳です。冷え、体のこり、血液循環の悪さ、乾きを軽くすることがテーマになっていて
カリフラワーのポタージュ、菜の花のポテトサラダ、ラム肉とにらの炒め物、ゆず風味のピラフ、あとデザートとしてりんごとクランベリーのカルダモン風味アイスクリーム添えでした。いつもながらおいしく美しく、ほのぼのしたクラスでした。
奈弥さんのクラスは、通常のセラピストコースとは別に、月に1度月曜日の夜と火曜日の昼に開催しており、どちらか選択できるようになっています。一年を通じて変わりゆく自分の体の変化を感じ、体がすっと受け入れるおいしい食事は何かを学べる内容です。主婦の方、自由業の方、そしてセラピストなど、参加者は様々ですが、前向きに食を学ぶ姿勢は共通で、皆さん溌剌とし、肌もとっても綺麗。私まで元気になってしまうようなクラスです。