ウェルネス・アリーナで手掛けるスパは”オールハンド(手によるトリートメント)”が原則で、機械はほとんど使用しません。これはスパが持つ自然志向の考え方と私自身が色々試しての考えによるものです。
とはいえ、日進月歩のこの世界。常に色んなものを試しており、ときにはイタイ、コワイも含め人体実験(?)の日々です。
最近は、レーザーを使用した美容クリニックなどもあり、脱毛やシミに人気、あと一時期はボトックスなどの注射も流行しました。ピーリング、まつげパーマ、岩盤浴、ゲルマニウム温浴、デトックス足浴(色の変わるやつですね)など、美容の世界には様々な流行があります。
で、一旦流行し始めると、雨後の筍のごとく店が出現するのも大きな特徴です。どうやってトレーニングしてるんだろう?と真面目に考えてしまうのですが、その答えは簡単で、ほとんどトレーニングはありません、その結果事故も多く起きています。
そんな中、医療機関なら確かだろうと、シミ対策でクリニックに行ってみました。レーザーをあててシミを取る、という治療です。雑誌を読むと、ほんの一瞬でシミとおさらば、という印象でしたが
1軒目;レーザーでは必ずしも取れないので、クリーム治療でと言われ、軟膏を数種類渡される
2軒目;シミは機械で取ってくれたもののその後のケアが不十分でシミ直らず(やや悪化)2回目以降はドクターが変わってしまい、ほとんど相談には乗ってくれず
3軒目;美人女医が出てきたものの、すさまじく長い爪で肌をつんつん触られ不安に。通院せず。
4軒目;やっとまっとうなクリニックに出会えたものの、レーザー後に根気良くクリームを塗る必要があることが初めてわかり、現在も塗布中
という状況です。多分機械の効き目はあるのだと思います。でも、医療従事者しか施術ができない→ホスピタリティ面で問題あり→痛くて不愉快で楽しくない→通わない→治らない
ドクターによっては”あんた病気じゃないんだからさ”と面と向かって言う人もいて、こっちは内心”だから保険外なんでしょー!”と怒りにうちふるえつつ高額な費用を払ってクリニックを後にすることもあったりして、この分野が伸びない理由がよ~くわかりました。
今、医療技術を使って若返り!という技術そのものは劇的に進化していて、メスを使わず、多くの効果が期待できます。でも・・・この接客の状況では、”人生変えるために何でも我慢します!”というぐらい気合が入ってないと続けられないな、と感じます。
これがしわ、たるみになるともっと微妙です。先日クリニックで進められて、タイタンという機械を試しました。顔がぐぐっと上がるそうです。私はあまりしわ・たるみを気にしていないので、要らないな、と思ったのですが、痛くなくて今とっても人気、ということで、試すことにしました。でもやっぱり痛かったです。(痛みに超弱い私)
色々試してみて感じるのは、”気持ちいい”って最高の薬なのだ、ということです。クリニックに行くのは本当に楽しくない、殺伐とした部屋(かなり豪華なところでも)、大きな機械音、不気味な音、痛み、楽しくないクリームの山、と考えていくと、免疫系が弱くなりそうです。
実際、脱毛は絶対レーザー、シミは(ちゃんとやれば)効果ありそう、でもシワ、タルミは明らかにハンドの方が効果ありです(肌質も良くなるし)。クリニックを優先して薬を塗り、いつもの美容液を控えている間に、すっかり肌の調子が悪くなってしまいました。
やはり自助努力+定期的なケアに勝るものはない、ということでしょうか。