先週宮崎に行ってきました。県の観光関連の審議会出席のためです。今、東国原知事人気に沸く宮崎ですが、観光産業の歴史は長く、ハネムーン、野球キャンプ、ゴルフなど、年間を通じて観光客を誘致する試みが続けられています。
シーガイアのプロジェクトのときにも感じたことですが、工芸品、農産物など、優れた産物が多く取れる地域で、かつのんびり楽しく収穫できる、というのものここの良いところです。何と言っても、食料自給率が100%を越えている、というのも、このご時勢では圧倒的な魅力であり、これをどうアピールするかも課題のような気がします。
小学生のとき、空梅雨とか、米や野菜の不作、といったニュース(全国版)が流れていたとき、先生が”ここは大丈夫。宮崎で飢え死にする人がいたら、それは日本が滅亡するとき”とおっしゃったのを今でも良く覚えています。
と、そんなのんびり豊かな宮崎ですが、今、”広域観光”という試みがなされており、色んな団体が活動をしています。その活動の内容を精査して、有効と判断された場合には、活動資金を補填しますよ、といいうのが、この審査会の趣旨です。
こういったことに補助金を出すことには、色んな意見があると思うのですが、観光産業は決して楽なものではないので、手弁当ばかりにしてしまうと、資金力のあるところが事務局を作り、印刷物を作り、となってしまうことも多いのです。立ち上がりの時期にある程度中立の機関が資金的援助をするのは、それなりに意味のあるものだと考えています。
せっかく宮崎に戻ったので、シーガイアに泊まって、懐かしい人たちと食事し、空港でマンゴーと日向夏を買って、帰路につきました。空港に降り立つともうほっとする空気で溢れ、街中を歩いてものんびりまったり。なんだかちょっと嬉しくなってしまうところです。
梅雨のド真ん中だったので、宮崎のダーッという雨の中の移動かとやや心配しましたが、(行きは空港に着陸できないかも、との放送がありました)2日目はカラリと晴れ、もう真夏のような天気でした。
今回の移動、運よく行きも帰りも窓際が取れたので、刻々と形を変える雲を眺めて時間を過ごしました。(あとはずっと熟睡ですが)シーガイア在任中、数え切れない程往復したはずなのに、こんなに素晴らしいことに気がつきませんでした。本当にダイナミックで圧巻です!