スパを作る中、色んな出会いがあります。その中で、”これいい!”と思ったものを少しずつオリジナル商品として開発し始めています。
まずはハーブティです。軽井沢のハーブガーデン(というよりローズガーデン?)で栽培されているミントティーやレモンバーベナです。ここのお茶との出会いは衝撃でした。私が知るハーブティーは、既に葉が小さく砕かれていることが多いのですが、ここのは”葉っぱ”の形をしていて、ハーブティーというより、和茶のどくだみのような感じでした。
これにお湯を注ぐと、バッと広がり、フレッシュハーブのような感じになります。香りも味もしっかりしていて、何煎も出ます。お願いしてから採集し、自然乾燥をするので、注文してから最低でも2~3週間かかり、天気が悪ければ手に入らない、という貴重なものです。
通常なら、安定供給第一で、取引が難しい、と判断してしまうところなのですが、こちらのガーデンの方たちの有機に対する姿勢に感心し、”ある時でいいです”というお願いをして分けていただいています。
あとは、この春から軽井沢プリンスホテルのフォレストフロアに入っているバスアメニティです。沖縄の久米島にある工場で作ってもらっています。海洋深層水と沖縄産の植物原料でできており、成分が自然分解できるので、水を汚さない、というすぐれものです。
で、こういった自然派は、ともすると使い勝手を犠牲にしている場合(例えばバサバサするとか)があるのですが、成分に工夫をこらしていることで、すっきりかつしっとりした洗い上がりです。まだ一般販売用を作っていないのですが、既にホテルゲストからは”販売してますか?”とのお問い合わせが寄せられています。
作り手の顔の見える商品で、パッケージを作るときも、一緒に色々相談してラベルだの印刷だのを考えました。これもスパの楽しみの一つです 。