今年も、マネジャー合宿を行いました。昨年から開始した集まりですが、2年目にしてすでにかなりの進歩が見られ、楽しく話し、楽しく食べ、と充実した時間でした。
昨年までは、デイスパなど、異なる業態が混じっていたことと、事業所ごとの問題の比重が大きく、共有できることが少なかったため、私自身が事業所に頻繁に出向き、個別に解決することで対応していました。昨年、ようやく全てがホテルスパになり、それぞれに基盤ができたこと、共通の課題が目立つようになったため、皆で知恵を出し合った方がいいかも、と思って合宿形式にしてスタートしました。嬉しいことに、これがかなり好評だったので、“恒例”の合宿となりました。
このミーティングで、企画面から、トレーニング、手技見直しまで、多岐にわたり話し合います。問題を提起してもらって、方向を決めていくことが主目的ではありますが、実は皆、同じようなことで悩んでいたんだ、と感じることで、一気に共感できるようです。この空気感が何より大切な気がします。その上で、それぞれの成功事例・失敗事例を素直に説明してもらっています。このことにより、本当の課題や可能性が共有できます。この情報をもとに、次年度の計画を立てていくのです。
この積み重ねが、ウェルネス・アリーナの財産です。現場で取り組んだこと、課題として感じたことを、企画に落とし込み、必要があれば商品を開発し、各パートナー会社にフィードバックを行います。ゲストニーズを最も理解しているのは、セラピストたちなので、彼らの感じたこと、考えたことをサポートしていくのが、この会社の価値であり、組織力だと思っています。その意味で、マネジャーにはコミュニケーターとしての能力が不可欠です。
会場になっている、昭島のフォレスト・イン昭和館は、とても素敵なホテルです。スパガラントリーがある8階のフロアは、全室スイートルームになっています。この1室をミーティングの場として使わせていただいています。スイートのリビングルームに、皆がテーブルを囲んで座り、お茶を飲みながら話し合います。このリラックスした雰囲気で、うまくいかなかったことですら、素直に話せるように思います。昨年やってみて、こういった場の雰囲気もとても大切なのだ、と実感しました。
今年はお天気も良く、透き通った青空を見ながらのミーティングとなりました。本当に充実したいい時間、いい秋の一日でした。