今の政府は、懇切丁寧というかお節介と言うか、日常生活に関わるような政策作りが好きなんだなあ、と感じます。国の政府なのだから、もっと大筋のところだけでいいように思いますが。
子供の頃の我が家のルールは、”働かざる者は食うべからず”でした。もちろん、ちゃんと食べさせてもらってましたよ(笑)。家の仕事がお小遣い制になっていて、そうじ、茶碗洗いなどは、やった分だけお小遣いをもらってました。テストの点がいいと、たまにスペシャルボーナスもありました。固定のお小遣いは無かったので、自分で欲しいお菓子を買ったりするのは、ここから出していました。
うちは3姉妹でしたが、皆均等にお手伝いしていた訳ではなかったので、お小遣い貯金には差がありましたが、それで不平が出たことはありません(多分)。
緩く働き収入はそこそこ、という考えも、上を目指して高収入を得る、という考えも、アリだと思いますし、それで不満は出ないと思います。問題は、税金を払っている側と税金を使う側のアンバランスにあるとは思いますが。
通っていた美容院、シャンプーは益々レベルが落ちてきて、先日はついに耳の中が水浸しになりました。いいお店だったのに、次は無いなあ、と思います。ちなみに、程度の差こそあれ、水浸し事件はこの美容師さんだけじゃありません。以前は夜遅くまで練習している姿が見られたのですが、これも今は無し。定時にすっきり綺麗になります。若い美容師さん、本当にこれでいいのかなあ。体力のある若いうちに技ぷらいべを磨いて、30代、40代、活躍できた方がいいように思うけど。
今は、人手不足だと言われていますが、海外人材との競争は激しくなる一方だし、単純労働は、近い将来にロボットに置き換えられていくし、そんな中で、若いうちに得意分野を作らずしてどうすんだろう?
たまたま、シャンプーの事例続きで恐縮ですが、以前、SHIMAという美容室が、”美容師はシャンプーをしに来ているわけじゃない!”と言って、すべてのシャンプーの工程を機械にしてしまいました。あまりに気持ちが悪く、行くのをやめました。3年ぐらい通っていて、カットのレベルはとても高かったので、とても残念でした。つい最近、たまたま比較的空いているときに、ベテラン美容師さんがシャンプーしてくれました。極楽とはこのことか!!というほど気持ち良かったです。普通のシャンプーなのですが、心地よさはヘッドスパなみ。
どんな事でも、極めれば、それが武器になると実感しました。たかがシャンプー、されどシャンプー。たかがお掃除、されどお掃除。たかが電話応対、されど電話応対。たかがお茶くみ、されどお茶くみ。機械で代替が進んでも、人の”技”レベルの仕事は、更に高い価値として残ると信じてます。