さて、”付け帯にする”ことで、大きく前進した私の着付けですが、”帯を切る””付け帯にしてる”と話すと、??という方も多いので、ここでサンプルをご紹介します。
付け帯はこちら。お太鼓部分と胴回り部分が分かれています。胴回り部分をまず締めて、その後、お太鼓部分を乗せます。
これは連なっている柄ですが、ポイント柄を正面に出したい、少し斜めにしたい、という場合、ちょこっと回せばいいだけなので、とっても簡単。
こちらが作り帯。切らずに、形を作っているだけ。糸を外せば元の帯の形に戻ります。切りたくない!、という方にはこちらがお薦め。でも、一度作ると太れません(笑)。胴回りの柄の出方も変更はできず。
このパターンは、お太鼓部分に帯枕を通して背負い、胴体部分を捲くだけです。こちらの方が着付けやすいという友人もいます。呉服屋さんの多くは、帯を切ることを良しとしないので、こちらを推奨されることが多いです。”花結び”というネーミングをしているところもあります。
私は、最初こちらにしていたのですが、何だかうまくいかず、結局その後切ることが多くなりました。厚みがある分収納時に場所を取ることも一因でした。今は大半が付け帯です。
そんな私も、最初から躊躇が無かったわけではありません。どうしようかなあ、と悩んでいた際に、あるブログを見つけました。それがコレ
http://www.kimonohanabusa.co.jp/lesson/bn1103/index.html
そしてコレ
http://www.kimonohanabusa.co.jp/lesson/bn1207.html
きもののプロでも付け帯なんだ!と何だかとっても安心したんですね。そして、私のように帯で悩んでいる人が多かったということにも。
付け帯があることで、着付けのハードルが下がり、着物頻度はどんどん高まっていきました。帯が結べないから着る勇気が無い、という方は、まずは作り帯でもチャレンジすることをお薦めします。