今回の目的は、”お茶のお稽古や茶席で常識的な着物を、着崩れないように着る”という事なので、着付けそのものを極めるとか、とってもお洒落に着る、という事は外して考えました。
実は、大昔にハクビの着付け教室に半年ほど通ったことがあります。その時は何とか着れるようになったものの、着る機会が無くて遠ざかっていました。でも、一通り習ったのだからできるかも、と思って、テキストを出してみました。それがコレ
着付けの工程写真があると思って見てみたのですが、これもまるでわからず
このご時世、DVDが出ているのではないかと思い、問い合わせてみると、”やはりお稽古場で先生に習う方が早いですよ”と言われ、フォローアップコースなるものに、申し込みました。何とか着物本体を着るところまで到達したものの、帯を締められるようになるには、もう一度本コースに復帰した方が良いと、ご丁寧に見積もりが出てきました。おばさま方3名に取り囲まれ、気の弱い人なら絶対に断れない雰囲気。あー、もうこういう着付け教室が着物文化をダメにしてるんだよね~と痛感しました。強い意志でお断りし、家に戻ったものの、さあ、どうしようかと悩みました。
そこで決心したのが、帯の結び方を習うのは諦める、つまり、”付け帯にする”ということです。以前呉服屋さんに付け帯を勧められたものの、高額なものを切る勇気が無く、一番安い名古屋だけを試しに付け帯にしていたのですが、これを着用してみると、何とかそれらしく形になりました。お稽古の途中に帯が崩れなければいいので、追加で数本付け帯にすることにしました。
それでも、今度のハードルは、”帯揚げ・帯締め”です。正面に見えるので大切な部分なのですが、これをどう結べば綺麗に収まるのか、悩むことに。それでネットや本を探しまくって一番わかりやすかったのがこれ。
写真もとっても丁寧でわかりやすい!DVDもありましたけど、写真だけで何とかなりました。
この写真の良いところは、着る人の目線で撮影してあるところなんです。普通の着付け本は、正面から撮ってあり、かつコマ送りが雑。わからない~と投げ出してしまうことしばしば。で、着付け教室コワイし。とりあえず、この本のおかげで、帯揚げ帯締めの悩みは解決したのでした。