今年も、古巣であるBCG(Boston Consulting Group)のアルムナイパーティに行ってきました。世界中でこの時期に開催され、卒業生は、どの事務所のパーティにも参加できます。私が在籍したのは、1987年~1995年の8年間です。辞めてからの方がはるかに長いのに、こうして集う場を作って下さるのは、本当に有難いです。
卒業生の活動は多岐にわたります。違う形でコンサルティングを展開したり、事業会社のトップになったり、大学の先生になったり。アルムナイに参加するようになってから、樋口さんがマイクロソフトの社長になり、三谷さんがGEの社長になり、そして、大先輩の三枝さんは、長期にわたりミスミの名経営者であり続けました。近い業界では、今、榊さんが一休の社長をしています。
昨年のパーティには、米国駐日大使であるウィリアム・ハガティさんが参加され、スピーチがありました。今やダンディな趣の彼ですが、若いころは若手俳優のような雰囲気で、人気ものでした。ビル~と気軽に話をしていた人が、立派になって再来日する様は、不思議な気分でした。
このスピーチ、大御所がお話され、その後乾杯になるのがいつもの流れなのですが、何故か今年は私がやることに!えっ私でいいのかなあ、大丈夫かなあ、と思いつつ、お役を務めさせていただきました。このお話があったとき、”ううむ、大任だ~。大任だけど、そもそもこの時間、誰も話聞いてないので、まあいけるかなー”と思って受けてしまいました。何せ議論が大好きなコンサル出身者。とにかく皆集まるとすぐに議論が始まってしまい、スピーチぐらいでは止まらないのです。が!!何故か今年はみんな聞いている。え~っ、何で今年は聞いてるのー!?とこの状況に緊張してしまいました(珍しく)。
面白いもので、在籍中に遠い存在だった方とも、時間を重ねるとお話できるようになります。20代の頃、うんと怖いと思っていたオフィサーたちは、その後企業のトップになり(この時期も怖い)、顧問になって、そして、今、うんと楽しそうにしておられます。そして、皆若い!60代後半の方もおられるのですが、エネルギーに満ち満ちておられました。
BCGの人たちは、はっきりいって我儘で、協調性がありません(笑)。部下の立場でもびっくりすることが多々ありましたが、(そしてその後コカ・コーラに入り、普通の会社にほっとしたことも)好奇心の塊で、考えることが好きな人の脳って老化しないんだ!と実感しました。これって、人生100年時代の大ヒントかも。
親しかった人の近況を知るのも、この会の楽しみです。今年のヒットは、”なぜなに福ちゃん”と名付けていた後輩が、シンガポールに移住したことです。移住そのものは、珍しくないのですが、やっぱり彼は最高でした。占ってみたら今だ!となり、シンガポールでは占星術をしているそうです。ちなみに、美魔女な奥様は国際的なヒーラーです。ううむ、これはシンガポールに受けにいかねば!
そして今年もお土産にいただきました。塩野のBCGドラ焼き。これがとっても美味しいの~!今日のFBは、このドラ焼きの写真で溢れています。