全く科学的ではない話です。
私の母方の祖父は、私が生まれる前に他界してしまったので、会ったことはありません。強烈なキャラの持ち主だったようで、親族から色んな話を聞きました。あまりにも現実離れしていたので、面白いお話として聞いていました。
祖父は、事業に成功して資産家になったあと、国会議員に立候補します。1期か2期当選したあと、落選し、築いた財産もほとんど無くなったそうです。やんちゃな人だったこともあり、落選続きによる没落が激しかったらしく、我が家の家訓は”選挙に出ない””選挙に出る人とは結婚しない”です。
資産家になる過程では、幸運なことが続き、かつ、その間、祖父は神がかり的な力があって、手かざしで病気を治せたそうです。(このあたりはかなり非科学的です)祖母は、”こういう力は神様が与えたものだから、欲を出すと無くなる、選挙に出たら、手かざしが出来なくなった”、と話していました。
小さい頃に聞いた、祖父が語っていた事業がいくつかあります。それは”水で作物ができる”(今で言う水耕栽培)”太陽の光で世の中は動く”(今でいう太陽光発電)。農薬を使ってやっと野菜を作っていた時代ですし、小学校の教科書で、公害病を習った時代なので、祖父が語っていたという事業には、ふ~ん、という程度の興味しか持っていませんでした。他にもいくつも事業の話があって、正直信じていなかったのですが、今思うと、それはかなり高い確率で近い将来実現するような気がします。
そんな祖父の予言で、一つだけ不吉なものがありました。
それは、”ヨーロッパでとても多くの人が死ぬ”というものでした。その事もあり、私がフランスに行こうかな、と思った際、かなり強く家族に心配されました。それは戦争なのか?と聞くと、そこまではわからない、たぶん戦争ではない、いつの間にか広がって、いつの間にか多くの人が苦しんで死ぬ、というものでした。始まりはよくわからない、だから注意した方が良いし、長期(留学)などは止めてほしい、とかなり真剣モードでした。えー、そんなの変じゃない!?人がたくさん死ぬならアジアかアフリカじゃないの!?ヨーロッパ、一番人が死なない気がするけどねえ、と笑いとばしておりました。
今思うと、それは、ウィルスや細菌性の病気なのではないかと。今回の新型コロナがそれにあたるかもしれないし、もっと悲惨な事態がいずれやってくる事を意味していたのか、それはわかりません。
この話には、続きがあります。大きな国は喧嘩をしていたり、利己的な考えに捉われていて、助けない。日本には、その問題を解決できる技術があって、世界に貢献する、というものです。ただ、それは日本が科学を信じて、清らかな気持ちで利他の心を持っていれば、という条件付きでした。
日本には確かに技術も力もある。でも・・・。色々考えさせられます。