自分が骨折をしてみて、改めて読み返している本の数々。
「しくみ」についてわかりやすく書かれていて、とっても読みやすい!
骨折をした後の治癒スピードは、年齢によってかなり異なります。成長期の子供たちは、ギブスが取れたらすぐに走ったりできるけれど、高齢者にとっては、寝たきりの始まりになったりするリスク大。自然治癒といっても、治癒のレベルも色々です。
骨折⇒腫れる⇒ギブスで固定⇒時間経過とともに治るのはどうしてだったっけ?と自分の足とは思えない腫れあがった状態を見つつの復習です。
まず、骨は造血機能(これは知らない人が意外と多い)があり、子供のころはどの骨でも骨髄で血液を作ってます。大人になると、胸骨や肋骨、脊椎などに限られて、血液が作られなくなった骨髄には脂肪が入ります。加えて、骨を作る骨芽細胞と古い骨を破壊する破骨細胞があります。これも、年代によって働き度がかなり変わってきます。皮膚に傷が出来た時も、自然治癒の力を感じますけど、骨の内部は本当にダイナミック。
骨折が治る仕組みも、この血液と骨芽細胞の働きによるものです。ギブスが取れた足首を眺めつつ、”がんばれ~”と思わず声援を送ってしまいます。すりすりしつつ、圧で援護射撃。元の形に戻しておけば再生するものの、元の形に戻していなければ、それなりの支障があるメカニズムもわかるので、ココは慎重に、と思います。
リハビリの際に、理学療法士さんから言われたのは、”ギブスで保護されていた部分から、とにかくたくさん垢が出るけど、そういうもんだから”の一言。リハビリのところで温浴療法を受けたので、ある程度は取れたんじゃ?と思いつつ入浴してみたのですが、確かにその通り。これにはビックリ。綺麗になったなー、次はマッサージと思ってオイルでマッサージを始めたのですが、まだまだ落ち着く気配無し。なので、また洗い流してボディクリームに切り替えました。
ギブスを着用しなかった側の足でも同じようにやってみたのですが、こちらはいつもの通り。新陳代謝をギブスが抑えていた感じがあって、これもなかなか興味深いです。角質は保護機能だから、刺激を受ける部分で厚くなる(踵とか)、と皮膚科学で勉強しましたが、そういう箇所でなくても、黙々と新陳代謝してるんだなあ、と実感しました。オイル、クリーム、バームと使い分けてみましたが、オイルが一番垢(角質)除去に効くみたい。ふむふむ。
今回は、自然治癒の範囲で治るようなので、この機能に心から感謝して、しっかり治そう!と思い新たにした日です。