日本で一番多く使われている会計ソフト弥生。その会社の社長が本を出版されました。題して”本当の会計の話”(PHP出版)この本を出した岡本さんは私の友人で、BCG卒業生の一人です。この本の中に私もちょこっと登場しています。愛用者の一人として。
私は、会社を興してからずっと今でも、費用の入力は主に自分で行っています。最近は、細かな費用の入力や整理はスタッフの手を借りるようになりましたが、それでも、月に1日は弥生のソフトが入っているPCの前で、入力したり、推移を見たりして色々考えます。
本にも登場するのですが、うちの税理士の先生に、”自分で入力してみてください”と言われたのがきっかけです。領収書の整理や入力は外注でも良いのではないか?経理ができる人を雇って頼めばよいのではないか?と当初はやや困惑しました。なので、”私がするんですか?”と尋ねたところ、”だからです”とのお答え。
あなたは大きなお金を扱いすぎている、たとえ勤務したところでビッグビジネスを経験したとしても、ひとたび起業したら、1円の重みを理解することが大切。社員にちゃんと給料を出せるように、先々の資金繰りを考えることが、経営者の務めですから、と諭され、やや困惑気味に不慣れな作業をスタートさせました。
もともと、会計が苦手だったことと、経費精算を半年はためてしまう経費ルーズな私だったので(面倒で請求しないこともかなりあったし・・)事業計画は作れても、この手の管理は超苦手。なので、最初はかなり苦痛でした。
でも、この経験は本当に貴重なものでした。なので、おおよそ流れができ、他の人に頼める状況になったいまでも、やはり一定時間はかならず弥生に費やします。”私、いまでも自分でやっているんですよ。”と話したとき、岡本さんは、とっても褒めてくれました。これは弥生社長としてではなく、自分で会社を興した同志としてのと~っても強い共感だったと思います。
セラピストがサロンを持っても、資金繰りがわからずつぶれることが多い、と話したところ、セミナーなども開催してくださっています。夢だけではサロンや会社は維持できません!ぜひぜひお使いになることをお奨めします。ちゃんと自分で入力して。