そろそろ夏の暑さも一段落、ということで、上高地に行ってきました。
トレッキングはしたい、でも、このところの天候不順を考えると雨になるかも(しかも豪雨もあるし)・・。う~む、これは”素敵なホテルのあるところ”しか無い!というわけで、いつか泊まってみたいなあ、と思っていたホテルのある、上高地に決定!
私の友人たちに、すこぶる評判のいい、上高地帝国ホテル
1933年に建てられたという、クラシカルなこのホテル。古くて立派なホテルにありがちな、かび臭いところだと嫌だなあ、水回りが古いと嫌だなあ、などと思いつつ到着すると、不安一掃!(ヨーロッパに行くと、半々ぐらいでハズレがある・・)
ぴしっと制服を着た、清々しいホテリエたちに迎えられ、一気に高まる期待。ホテル内はどこも完璧なまでにメンテナンスされ、お部屋のクレンリネスも素晴らしいものでした。さすがに、今のホテルのように広々~というわけにはいきませんが、スイスの山岳リゾートと比べてもかなりレベルが高く、居心地は十分です。エントランスすぐのところに、グリンデワルトというカフェが。スイス旅行を思い出して、何だかうれしい気持ちになりました。
夕食、朝食とも洋食をいただきましたが、磨き上げられた木のゆったりした椅子に、シミ一つない張り替えられたばかりのようなクッション、真っ白なクロス、テーブルに飾られた野の花、ピカピカのカトラリーと、都心のホテル以上のしつらえです。その空間を、キビキビと若いサービススタッフが動いていきます。ディナーはローストビーフをメインにした、これもまたクラシカルなメニューでしたが、随所に新しい工夫があり、かつ基本はしっかり忠実に守られているという絶妙なバランスでした。
ホテルって素敵だな、ホテリエって恰好いいな、としみじみ感じました。
さて、そんな素敵なホテル滞在に応えてくれたようなお天気!ずっと雨続きだったそうなのですが、翌朝は澄みきった青空。
朝早く起きて、4時間ほどトレッキング(というか平坦な道ばかりだったので、長めの散歩です)し、遅めの朝食。綺麗な空気を体中に吸い込んで、ペコペコのお腹を、丁寧に作られた、美しいホテルの朝食で満たして、全身ゴキゲンです。
初めての上高地、予想以上にとっても素敵な場所でした。カナダやスイスも素敵だけど、日本の山の豊かさと神秘的な景色は何とも言えません。
またまた、日本の良さを再発見しました。