ALL THAT SPA のクリエイティブディレクションは、キギさんにお願いしました。パッケージデザイン、ギフトボックスや商品を入れる袋類、それにパンフレットを含む全てです。
スパのトリートメントのこと、チャクラのことなど、スパにお見えになるお客様のことなど、色々お話しました。日本の色について感じること、最近着物の染色がすごいな~と思うんですよ、といった趣味的なことまで(笑)
そして出てきたデザイン提案。最初は紙ベース。最初の提案なのに、完成度むちゃくちゃ高し!!あ~もう幸せ~。
プレゼンを受けた瞬間から、嬉しくてドキドキ。キギさんのデザインには、透明感とトキメキがあります。商品の背景には、色々なロジックがあるけれど、ゲストには、理屈抜きに好きになってほしいと思っているので、第一印象はとっても大切。
紙巻きを、何度も机に並べては、うっとり眺める日々が続きました。
でも、その後に大変な壁ありです。この絶妙なグラデーションをチューブに印刷するのは、かなりの難題らしく、色校が行ったり来たりするプロセスが続きました。色んな代替案を提示されましたが、ひとたび気に入ると頑固にこだわるのが私の性格。
”何が何でもこのデザインでチューブ印刷してほしい!” かくして、またまた行ったり来たり。
そしてようやく、工場立ち合い(実は工場を変更して2回目)。朝から皆で工場にお出かけ。立ち合い→OK→印刷の工程を繰り返し。サンプルが上がってくる度びに、走る緊張。”このサンプルでOK”という声がかかるたび、工場のスタッフの方から”はあ~っ”と安堵のため息。
何度か印刷立ち合いしていますけど(飲料の缶とか)。ここまで工場に出向いて立ち会ったのは初めて。その時の商品は、2400万個が初期出荷量でした。そして今回は9,000本。はっきり言ってとっても小ロット(うちにとってはとっても多いけど)
キギの皆さん、売れっ子でとっても忙しいのに、この少ないロットのパッケージでも、一つ一つ丁寧に立ち合いをしてくれるんだなあ、と、とっても感激しました。
そんな愛情たっぷりの手間暇をかけてもらって、パッケージはようやく完成に向かいました。