初釜に参加しました。お茶のお正月。すべてがお正月らしいしつらえです。
なかなか目にすることのない伝統のお正月飾り、ワクワクします。
お点前のしつらえも、いつもとは違います。
弟子のために用意してくださった、先生に心から感謝です!年末の除夜釜、そして初釜と、素晴らしいお茶椀もたくさん拝見でき、とっても贅沢な気持ちになりました。
この日は、このお茶事の後、赤坂の「浅田」に移動して、懐石料理をいただきました。こちらもまた、お正月&加賀料理らしいしつらえで、幸せなひととき。
お茶のお稽古を始めて、学ぶことも気づくことも本当にたくさんあります。文化や工芸への興味はもちろんですが、生活そのものも随分変わりました。
一つは、丁寧に暮らすこと。水屋仕事もおっかなびっくりでしたが、とにかく一つ一つ手順通りに、確認して、傷つけないように道具を扱うことを学ぶと、”ちゃんとやれば破損しない”ということに、改めて気づかされます。”形あるものは壊れる”ではなく、”ちゃんとやれば壊れない”のだと大納得。
もう一つは、”和”の大切さ。お稽古の折、お茶事のとき、先輩たちが、動きを先取りしてさりげなく動かれます。このことで、スムーズに自然にものごとが流れ、何とも言えない心地よさに包まれます。客人が快適であるように、読んで読んで動くこと。その空気感の温かさは、何ともいえず心地よいものです。こういうのを”もてなし”とか”和”と言うのかなあ、と感じることもしばしば。
お天気にも恵まれ、すがすがしい一日。素晴らしい初釜でした。今年も楽しく頑張ります!