オマーンと言えばフランキンセンス。博物館にも、このように。
歴史的にも、国を代表する交易品です。
ここでもラクダが大活躍
古くは、ミイラの防腐剤として使われ、神聖な儀式の際にお香として焚かれていました。新約聖書にも、イエス・キリストが誕生した際に、捧げられたものとして記されています。
そんなフランキンセンス、オマーンでは、生活に根差しています。レストランで出されたお水。白濁している方がフランキンセンス入り。胃の調子を整えるのに良いそうです。
そしてアイスクリームにもトッピングされていました。
そして薫り!お店の中はもちろん、スーク(市場)でも、モクモク。あっちでもこっちでもモクモク。惜しげもなく焚きます。それに使うのが、ホジャリと呼ばれるこの樹脂。グレードの差は色で見分けるそうです。どっさり積まれてます。
このホジャリを水蒸気蒸留して得られるのが、精油です。日本では、精油が一般的で、エイジングケア(特に乾燥肌対策)に使われることが多いのですが、実は、オマーンでは、精油を見かけることはほとんどありません。あっても、外国人向け(私たちのような)に作られたものを、お土産や輸出品として扱っているところがほとんど。その分、手に入った精油はとても香りが良くて上質でした。
そして、オマーンに行ったら、フランキンセンス尽くしのスパに行きたいなー!と思って探しまくったのですが、1軒も見つからず。うむむ・・。こんなにもギャップがあるものか、とかなりの驚き。