新年あけましておめでとうございます。
つつがなく年の瀬を迎えられると思っておりましたが、年末に交通事故に遭い脱臼骨折をしてしまいました。もともと大の痛がりなので、激痛を感じつつも、”捻挫だろう”と思っていたら、そう簡単ではなく、まずは緊急入院。脱臼をゴッドハンドの技で治してもらい、ギブスで終わりかと思っていたら、しっかり手術の運びとなりました。(富山で緊急入院⇒東京に移動⇒紹介してもらった病院で手術、入院の流れ)
24日が手術、麻酔がさめて目覚めたときに撮影したのがコレ。
この後、しっかりしたギブスに交換され、現在自宅療養中です。(関係者の皆さま、諸々ご迷惑をおかけしてすみません・・・)
負傷して不自由なときだからこそ、感じる事も色々。
まずは病院。自宅近所の総合病院での手術・入院なのですが、これがなかなか大変でした。ドクターは若くてとても優秀。説明はわかりやすいですし、手術も安心して受けられました。が、問題はそこから。患者情報があまりシステム化されていないらしく、看護師さんがシフトで入れ替わる度に、すべてこちらが説明する必要があったんです。いやそれ、10回ぐらい説明しましたよね、みたいな感じ。眠くて痛いときも、都度起こされるのには参りました。人によって言う事も違う、やっていい事と悪い事も違う。リハビリをどのタイミングでするのかも違う。むむ・・・。かつ、なぜか”先生来ました~?先生何て言ってました~?”なぜにドクターと話してないの?と疑問と不安の日々。
看護婦さんのレベルのバラつきもあり、快適な状態に整えてくれる方もいれば、夜の見回りの後、電気付けっ放しで居なくなる人も。動けない状態だと、自分で消す事も出来ず、明るすぎて眠れない夜もありました。で、翌朝、”良くお休みになれましたか?”と聞かれると絶句してしまったりして。人が少ないとは思いませんでしたが、割と仕事途中でいなくなって、そのまま放置されることが多かったので、患者のことを忘れちゃうカルチャーなのかも。
という経緯もあり、これは早く退院して自宅療養にしないと、却って体調悪くなっちゃう、と思い、自立の気持ちがムクムク。多少痛くとも、車椅子を使って自分の事は自分で出来るように早めに訓練しました。そうなってくると、車椅子で動く際のバリアフリーがとっても気になってきました。スペースはもちろんなのですが、手すりの位置、滑らない素材、スイッチ類が手の届くところにあるか、などなど、不自由を感じる点満載です。病院なので、バリアフリーが原則のはずなのですが、このスイッチバラバラ感が、すごーく気になりました。カーテンも、灯り類も、リモートスイッチにまとめていれば、便利で安心感あるのに。
他人事だったことも、自分が不自由な状態になると、気になることとか、反省すること、たくさんありました。とにもかくにも、相手の立場になって考える、という事に尽きます。
入院予定を大幅に短縮してもらい、自宅に戻って年末年始を過ごしました。いつものようなお正月ではないものの、それでもお家で過ごせるのは、とっても有難い。
1月の予定の多くはキャンセル、リスケ、リモートに切り替えていますが、唯一変更しなかったのが、かんだでのお食事。松葉杖で何とか行けるのではないかと頑張ってみました。松葉杖に驚かれたものの、皆さんにサポートしていただき、お食事スタート。”蟹を食べる直前で事故に遭った”と話をしたところ、特別にこれを作ってくださいました。
錦糸卵の下には、ぎっしり蟹。献立の中に、雄と雌の蟹の両方が入ってました。”リベンジできたかな?”と神田さんの粋なはからい。さすがです!!手術後、初の外出だったので、不安な気持ちもありましたが、とっても元気づけられました。このあたりから、自宅では完全仕事再開。
まだギブス装着中で、普通に歩けるようになるには、時間がかかりますが、しっかり治していきたいと思います。この間に感じたことは、忘れずに何かに活かしたい。