銀座くらま会に行ってきました。
銀座の旦那衆(女性もいます)の芸を披露するこの催し、何と今年で98回目!戦前から続くこの伝統の継承すごいです。
新橋演舞場の舞台も、歌舞伎並みに立派です。そこに、新橋の芸者衆を従え、小唄や長唄、その他の唄が披露されます。(実は違いがよくわからない・・)ご本人の唄いもさることながら、三味線家や合いの手も絶妙。明治~大正~昭和とこうやって財界人たちは風情ある遊びを楽しんでいたんだな、と感じます。
毎年お招きくださるのは、銀座の顔役でもある方なのですが、趣味とはいえ、こういった会をずっとリーダーとして率いておられるのは本当に凄いなあ、と思います。年々上達される様を拝見するのもまた楽しく、いつまでもお元気で素敵な先輩でいて欲しいと、心から思います。
さて!
コロナが落ち着いてきたせいか、今年は久々に”お好み券”が復活しました。新橋演舞場で飲食や買い物に使える金券です。昨年は売店も使えないほどだったのですが、今年はフルに使えるみたい。
久しぶりに会った友人とお喋りもしたかったので、食堂に行きました。
お弁当完食
歌舞伎や文楽もそうですが、好きな役者さんを目当てに行く場合、空いた時間に食堂で一服し、その後また舞台を観に戻ります。そういう意味では、日本の演劇の鑑賞の仕方は、割と緩いかも。と、思っていましたが、以前ヨーロッパで見た夏のオペラは、もっと緩かった!野外劇場でずっと演目が続くのですが、ほぼピクニック状態。出たり入ったり、ホテルに戻ったり、相当緩かった。もともとこんなものなのかもしれません。とはいえ、歌舞伎座なんかは、あのお値段なので、”全部観よう!”と力入ってしまいますけど。
お土産に木村屋のあんぱん。これは初めていただきました。
楽しい一日でした!