久しぶりにお会いした方から、”その後どうですか?”とお気遣いいただいたので、近況をまとめてみます。
2021年12月に、富山で交通事故に遭い、左足首を骨折し足首周辺の筋肉損傷がひどい状態になりました。整形外科の先生からは、”元に戻ることは無い”とはっきり言われて3年ちょっと、その”元に戻ることは無い”をようやく理解しつつあります。
こういった大きな怪我が初めてだったので、骨折=ギブスを付ければ治る、ぐらいに考えていましたがそれは相当甘い考えでした。東京の病院での診察の後、年末に急遽外科手術でボルトが入り、そこから入院→自宅療養→リハビリ→抜釘と続きます。診察を受けに行くと、”骨はちゃんとついている”しか言われないのですが、足首はずっと痛い・・・。実は今でも痛い。
しつこく、”変わらず痛いです”と言い続けると、”だから元には戻らないと言ったでしょう、あなた重傷だったんですよ”の一言。骨はしっかりついて、ボルトもしっかり入り、抜けて、腕の良い整形の先生だったと思いますが、患者の痛みに”寄り添う”は苦手な方だったのだと思います。整形外科医は、レントゲンで判断できるところまでが治療の限度だ、とも言われました。(そうでもないと思うけど・・)
結局、病院では、規定の治療、診察、リハビリまで行い、腫れと傷みを抱えたままの治療終了となりました。これ以上ここで話をしても先に進まないと思ったことと、まだまだコロナ流行や対応が残っている時期で、ここでコロナにかかりたくない、と思った理由もあります。そして、病院は本当に高齢者が多く、入院期間ですら、夜中の徘徊・叫び声に耐えられず早期に切り上げざるを得ませんでした。診察に行っても、予約通りの時間に診ていただけることはまずなく、診察に行くこと自体が大きな負担でもありました。
生理解剖学で、骨と筋肉の事を学びますが、自分が痛みを抱えるようになると、本当に全身は繋がっていることを実感します。左足首が痛い状態が続いたある日、朝起きてみると腰回りの激痛で歩けない。ぎっくり腰ではないのに、どこから傷みが来るんだろう‥。何とか対応していただけそうなクリニックを探し、行ってみると、不自然な歩き方が続いたことで、梨状筋に負担がかかっているとの診断になり、その後はずっと鍼治療が続くことになりました。鍼治療だけでは回復しないということで、家で行う体操をずっと続けることに。
足首の方は、可動域が元に戻らず、左足首の不安定さと傷みが残っているため、水中ウォーキングを始めて、やっと軌道に乗ったばかりだったので、これにはもうガックリ。
日常生活を送ることはできますが、事故前には無かった不安をずっと抱えています。それは、”ある日突然傷みで歩けない”ことです。これまで、素材を探してはあちこちに出かけていたり、出張も多少の無理は承知で行く!という私でしたが、ある程度歩くと左足首が腫れることがあったり、そこをかばって他に痛みが出る、という状態への心配があり、行動は相当慎重になったと思います。
明確に違いがあるのは、スタッフの技術チェックの際、”左足には触らないで”と言わざるを得ないことです。もともとスパが好きでこの仕事を立ち上げた私。スタッフのトレーニングモデルになることも、技術チェックをすることも大好き(むしろ役得?)と思っていました。でも、うっかり告げるのを忘れて左足を触られると、飛び上がるほど痛い、、ああ、まだこんな状態なんだな、と感じてしまいます。
こういった状態なので、時間の使い方や優先順位はかなり変わりました。まず、メンテナンスの時間を取ることを優先することです。出来る運動、向く運動には限度がありますが、コンスタントに運動をするようにしています。もともと、走ることも好きではありましたが、痛みが出やすいことと、もし出先で動けなくなったら、、、との不安があるため、一人で走ることや、一人での遠方への出張は控えるようになりました。
この、”動けなくなったら”の不安は、事故前には持たなかった感覚なので、一番大きな変化と言えばこれかもしれません。
足首の可動域の回復までは至らなかったものの、日常歩く分には支障ありません。これで何とかなる、と思っていたのですが、どうも可動域に限界があると、他の関節の可動域にも連動があるようで、股関節の動きが目に見えて悪くなってきています。梨状筋の悪化もこのあたりに原因があると言われたので、今後はこの対応が課題になるのだと思います。被害についてのやるせない思いはあるものの、自分の体のことです。出来ることはすべてやり、少しでも快適に過ごせるようにしていきたいと思っています。
と、ここまでが体調のことです。
あと残るのは、事故対応の件です。すでに3年以上が経過していますが、加害者からの補償は一切行われていません。謝罪もありませんでした。これだけ時間がかかっているのは、富山県警が人身事故を物損事故と処理しており、かつその担当者を隠匿したために、現場検証がなかなか実施されず、書類が整うのに多くの時間を要したことに原因があります。かつ、相手が入っていた保険が、あの”損保ジャパン”であったことも不運でした。物損→人身への見直しは何とか実施されたものの、富山県警の対応には、いまだに疑念が残ります。
損保ジャパン側の弁護士が、補償費用を下げるために相当な交渉をしてくる、ということは聞いていましたが、予想以上です。加害者からの謝罪拒否は受けるわ、警察は不正な対応をするわ、そして、今回の弁護士は、"軽症であったにもかかわらず虚偽の申請をしている”と驚きの主張をしてくるわで、重度の三重苦のまま、3年が経過しての今です。
多くの方にご心配いただいていますが、この話すと長い事情故に、歯切れの悪いお返事になってしまっていることをご理解いただきたく、今回ブログに書くことにしました。