広島に行ってきました。昨年9月にオープンしたSpa the Blue Princeのスタッフミーティングや、雑誌のロケハンなどなど盛りだくさんの予定です。
昨年から度々訪れていたグランドプリンスホテル広島ですが、空港とホテルの往復およびホテルおこもり(かんづめ?)で、観光らしき観光はゼロ。むしろ、これまでの出張などの合間に訪れた方が、広島散策は多い、という感じでした。
今回は、ホテルでの楽しみ、ホテルを拠点にしての楽しみ、ということで、宮島に出かけてみることになりました。グランドプリンスホテル広島は、広島の市街から車で20分ほどの、宇品、という場所にあります。目の前に海が広がる、それはそれは気持ちのいい場所です。そしてこのホテルには、ジェットフェリーの船着場があり、宮島行きの船が出ています。ホテル1Fのカフェ横の階段をとことこと降りていくと、もう目の前には船が!
快適な船に乗って、島々を眺めつつ、一路宮島へ。このあたりには島が多く、しかもそれぞれに生活の息吹を感じさせます。通学の船、品物を運ぶ船などで、静かな海には絶えず行き来する船が残す白い線が。その線の一つを描きつつ、光る水面を走っていきます。
大きな鳥居が見えてきたらそこはもう宮島。海に浮かぶように見える世界遺産にもなっている厳島神社。冬の朝で人もまばらなこの日。これまでに感じたこともないような神々しさを感じます。以前に訪れたのは、観光シーズンの午後でかなり混みあっており、雑踏を抜けるようにして、”行った、見た”という訪問でした。
朝の澄んだ空気の中、神社にお参りする、というのは本当にいいものだな、と感じました。一歩一歩床どこを踏みしめ、能舞台を見て通っていくと、この地に、神社や能舞台を建てた必然のようなものを感じることができます。秋の紅葉の頃が有名な宮島ですが、オフシーズンの朝、というのもお奨めです。
参道(にあたるのだと思いますが)多くのお店が立ち並ぶ路地をとことこと歩いていきました。もみじまんじゅうのお店、工芸品のお店が処せましと並ぶ中、”揚げもみじまんじゅう”なるものをいただきました。もみじまんじゅうに箸をさし、揚げたもので、いつものもみじまんじゅうとはまた一味違うおいしさ!あとは、ふらりと入った工芸品のお店で、黒い模様が美しく入ったお盆を発見。黒柿でした。茶杓や棗など風流なものも揃います。京都並みのレベルの高さに大満足!!船の時間が迫って、走って船着場に戻りましたが、次回はもっとゆっくりじっくり来ようと思います。