出張ついでに京都に寄りました。
今回のお宿は、高台寺の”坂の上”です。最近では、東山や祇園を中心に”片泊まりの宿”というのが出てきており、ここもその一つに挙げられます。”片泊まり”というのは、1泊朝食つきOK、という意味です。これまでは温泉旅館のように、1泊2食でないと受け入れなかったところ、一見さんお断りだったところが、より柔軟に門戸を開いた、ということなのでしょう。
京都に泊まる際は、その滞在パターンによって、ホテルに泊まったり、旅館に泊まったりしていますが、とことこ歩いている際に、”白梅””田舎家””玉半などの暖簾を見る機会があり、いつかこういうところに泊まってみないな~と思っていたものです。部屋数が少ないので、予約を取るのはかなり難しいのですが、運よく取れれば本当に京都らしさを堪能できます。
東山・高台寺のエリアは、お寺もさることながら、町並み、お店など京都らしさを残しつつ、現代的な要素を加えてきています。道路一つ渡れば祇園で、そのエリアだけで時代劇が作れそうです。
その先の四条りに出て、鴨川を越えてしまうと、悲しいかな、普通の繁華街になってしまい、京都らしさは感じられません。朝早くから響くゲーセンの音、コンビニのカラフルな装飾など、見れば見るほどゲンナリします。今回祇園にローソンが出来ていましたが、ここの外装はかなりマッチしていました。他のコンビニも見習ってほしいです。
さて、そんな京都でいただく朝ごはん、特徴はなんと言っても、お豆腐と出し巻き卵です。京都の豆腐・・なんでこんなにおいしいんだろう・・。やっぱり水が違うのかなあ、なのでだし巻きのだしもおいしいのかなあ、などと思いつつ、ほっこり幸せな朝でした。
残念ながら雨の京都となった今回の滞在。ちょっと散策に出たものの、激しく横なぐりの雨。で、気分を変えて、錦市場に向います。朝9時にはほとんどの店があき、かつ、店に並んでいるお惣菜類は全てできたて!(京都の人って働き者なんだろうか?)あれも~これも~と買っているうちに、両手がいっぱいで持ちきれなくなってしまいました。
お惣菜(おばんざい)だし巻き卵、はも焼き、山椒しらす、漬物、京番茶・・と買ったものをせっせと袋に詰め替えて、帰路につきました。京都で朝ごはんですが、夜の食卓も京都づくしです。