とある取材を受けていて、ウィンザーやシーガイア時代の写真を提供してほしいとの依頼を受けました。もともと写真があまり好きでないのに加え、目をつり上げて(多分)ホテル再建中だったころのことで、大した写真は無いだろうなあ、と思いつつ”探してみます”とお返事しました。
建設中だった施設を収めたDVDが出てきたので、ダメモトで見ていたら、トレーニング中の写真が出てきました。あ~懐かしいなあ、こんな写真撮影してたんだ、と思って画像をクリックしていたら、出てきました。写真。ホテルの開業が6月1日、私の誕生日が6月8日。開業間もなくの頃、スタッフが準備してくれたサプライズパーティの様子です。ホテルの中にあったケーキ屋さんだった、ミュロに、オーダーしてくれたケーキの写真もありました。
ホテルスタッフですら、大奥のような秘密組織だと思っていたスパは毎日が開店休業状態。ひまだねえ、お客さん来ないねえ、とまだまだのんびりしていたこの頃。その数週間後には、怒涛の嵐が訪れるとも知らず、大笑いして、その後皆でケーキを食べて、という時間でした。この北海道のさいはての地に集まってくれたスタッフのお世話をしつつ、日々学校の先生か寮母さんのように過ごしていました。一生懸命なセラピストの成長が何より嬉しかった、一緒に泣いたり笑ったりして家族のように一緒の時間を共有した、これが私のスパビジネスのはじまりです。