中身を作るプロセスは、実はずっと前から始まっていました。
まだ何を作るか決めていないタイミングで、基剤を試させてもらったり、面白い素材の話を聞いたり。今、日本には本当に多くの材料が溢れているし、”**に効く”の素材ブームも、産地ブームもあります。
そんな中、ようやくチャクラの考えがまとまってきました。そして、たまたま、ホテル開業プロジェクトで訪れる機会が多くなった四国で、東京では見かけることの無い柑橘を手に取る機会が増えてきました。
こうなってくると、またまた私の無茶ぶりが勢いを増します。そんな我儘いっぱいのリクエストを受けて止めてくれて、”絶妙なブレンド”に仕上げてくれたのが、高野なるさん。やっぱり彼は天才です!全国飛びまわって、作り手の想いのこもった、こだわりの素材を集めてくれました。
同じラベンダーでも、和の品種はヨーロッパとは香りが違いますし、英語に訳すとペパーミントになってしまう和薄荷は、別物です。そして、今回、”え~っ日本でも採れるの?”と大きな声を上げてしまったネロリ(しかもオーガニック)などなど、本当に奥深い。ブレンドしてみると、とっても優しい香り。やわらかで、ほんわかしていて、これが日本の恵みの香りなんだなあ、と改めて”風土”について考える機会となりました。
そして、何度も行き来する容器の数々、何せ、一気に12種類を開発していただいたので、サンプルの数も半端ではありません。おまけに、スケジュールがかなりタイトですし、容器の印刷に商品スペック確定を間に合わせる必要もあります。綱渡りの連続で、出張先まで送ってもらって、急遽広島で試したり、週末事務所に取りに来て、ずっと自宅で試したり。1日3回お風呂に入って、カサカサになりました・・。
その何十分の一がコレ。
え~っと、この作業、しばらくはやりたくないです。(笑)